皆さんこんにちは!
絵描きのふじゆうです。
風景画を描いていると、
木って高確率で出てきますよね。
葉っぱがいっぱいあって描くのが難しいと思ったりしませんか?
葉っぱの一つ一つ描くのは大変ですが、
風景画を描く場合の木は遠くにある場合が多いです。
大きな塊でとらえるとそんなに難しくないですし、
簡単にそれっぽく見せることができます。
と言うことで、
木を上手く描くポイントと、
油絵での木や葉っぱの描き方、
を紹介していきたいと思います。
それでは、やっていきましょー
関連記事👇
油絵で木や葉っぱの描き方で知っておきたいポイント8選!
木の描き方を紹介していく前に予備知識として知っておくと良いことがありますので、
それを紹介していこうと思います。
知っておくとより描きやすくなるよ!
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ➊ 広葉樹と針葉樹を頭に入れておく
ご存じだと思うのですが木には大きく分けて、
広葉樹と針葉樹があります。
広葉樹は全体的に丸っこくて、
針葉樹は上に行くほどとんがりコーンみたいに尖った形をしています。
日本だと杉の木が代表的ですね。
先にどういう木を描きたいのかイメージしておくのも大事です。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ➋ 幹の太さはあまり変わらない
木の幹の部分はほとんど太さは変わりません。
正確には少しづつ上の方が細くなりますが、
葉っぱの部分で観えないことが多いです。
なので基本的にまっすぐ描いて大丈夫です。
逆に下に行くほど細くなると違和感が出るので注意です。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ➌ 木の枝の太さは上に行くにつれて細くなる
木は枝分かれしながら上に伸びていきますが、
枝が分かれるにつれて、細くなります。
その太さは、元の枝の半分ぐらいになることが多いです。
上の枝が太くならないように注意する必要があります。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ❹ 木の幹や枝は茶色ではない場合が多い
木の幹は何色だと思いますか?
ほとんどの人が茶色と答えるでしょう。
ですが油絵で茶色に塗ってしまうと、
安っぽいというか本物ぽくなりません。
ほんの少し、赤みがあるグレーや、ほぼ白黒でも問題ないです。
また、明るい部分は意外と白いです。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ❺ 左右対称を避ける
木を描く時には、左右対称に描きがちです。
ですが、実際ほとんどの木は左右対称ではありません。
実際には左右対称に近い木もありますが、
油絵で描く場合は意図的にずらしてあげた方がそれっぽくなり自然に見せることができます。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ❻ 葉っぱに隙間を作る
葉っぱの描き方ですが、葉っぱをぎっしり詰めて描きがちです。
ですがそれでは、のっぺりとした印象になってしまいます。
適度に隙間を作りバックの空がたまに覗き込むように埋めていくと良いです。
また、形を均一に乗せがちですので、
大きさを1→4→2のようにランダム性を付けて描いていくと良いです。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ❼ 葉っぱの色は、緑より抹茶色
油絵の具で緑色のビリジャンなどの色を乗せてしまうと、
不自然な緑色になりがちです。
自然界の緑は、緑色と言うより、抹茶色のような渋い色の場合が多いです。
ビリジャンにバーントシェンナ等の色を混ぜると彩度が落ちて、
自然な色になります。
余談ですが、夜の植物の緑色は青っくなりビリジャンに近い色をしています。
月明かりの森などを描く場合は使えます。
油絵の具での木や葉っぱの描き方のコツ➑ ハイライトは黄色を入れる
植物のハイライト、つまり一番明るい部分は黄緑色入れがちですが、
絵の場合は黄色に近い色を明るい部分に持ってきた方が色味にも変化が出て、
見栄えのする木の葉っぱになり易いです。
思い切って黄色を入れるぐらいが明暗差が出て引き締まった印象になります。
油絵での木や葉っぱの描き方は以上です。
前置きが長くなりましたが、実際の描き方を紹介していきます。👇
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油絵での木の幹の描き方
今回の風景画は、木はあまり描き込まずタッチ感を生かした絵ですので、
短時間で描けますし油絵初心者の方でも描きやすいと思います。
油絵での木の幹の描き方➊ 幹を描いていく
(木の描き方の紹介なので、背景などはざっくり描いておきました。)
絵の具はシルバーホワイトとピーチブラックを混ぜて、グレーにしています。
絵の具はグレーになれば何でもいいです。
幹の部分は平行か少しだけ細くなるぐらいを意識して描きます。
油絵での木の幹の描き方➋ 枝を描く
ここでも上に行くにつれて太くならないように意識して描いていきます。
枝分かれの描き方は2本か3本に分けながら描いていきます。
曲線的な枝と直線的な枝を交えながら描くとメリハリが出ます。
少しぐらい間違えてもOKです。
後であっぱを描いていくので、どのみち隠れます。
油絵での木の幹の描き方➌
どんどん枝を描き進めます。
枝と枝の間が空いても大丈夫です。
最終的な木のボリューム感を意識しながら枝を描き進めます。
油絵での木の幹の描き方❹
幹の部分に木の質感を出していきます。
まだ油絵の具が乾いていない状態なので、そのままブラックを乗せていきます。
何度か優しくなぞるようにして、上から絵具を乗せます。
絵の具が乾いていないので、自然とグラデーションになると思います。
まだ不格好ですが、後でいくらでも修正できるので、
ざっくりでオッケーです。
続いて、葉っぱの部分を描いていきます。
油絵での葉っぱの描き方
油絵での木の葉っぱの描き方➊ 葉っぱの部分を暗いところから描く
木の枝にホイップクリームを乗せるような感覚で、
油絵の具を乗せていきます。
絵の具は、ピーチブラックを使っています。
この黒い部分が影の部分になります。
油絵での木の葉っぱの描き方➋ 葉っぱの緑の部分を描く
続いて、葉っぱの中間色(固有色にあたる部分を描いていきます。
油絵の具は、テールベルトがあれば、それを使うと良いです。
無い場合は、ビリジャンにバーントシェンナを混ぜて、抹茶色を作ります。
ここでは、左右対称にならないように注意するのと、
あまり葉っぱを描き込み過ぎず、空の部分が隙間から見えるようにするのがポイントです。
油絵での木の葉っぱの描き方➌ 葉っぱの部分を描き進める。
前の項目のことを注意しながらどんどん描いていきます。
絵の具の乗せ方としては、左上からの光が当たるのを前提としているので、
黒い影の左上に緑色を乗せていくように描くと良いです。
上の状態ぐらいまでなったら、この段階は終了です。
油絵での木の葉っぱの描き方❹ ハイライトを入れる
続いてハイライトを入れていきます。
ハイライトとは、光が当たって明るくなる部分のことです。
デッサンの練習などやつていて描きなれている人は、
なんとなく明るくなる部分が想像できると思うのですが、
あまり解らない場合は、なんとなく左上方向に少し載せるような感覚で大丈夫です。
油絵での木の葉っぱの描き方❺ 葉っぱの全体感を整える
これで全体的なざっくりとした明暗と色彩はできたので、
細かく整えていきます。
上から黄色を乗せ過ぎたところや、ベタ塗になってしまっているところなどを中心に
葉っぱを描きながら修正します。
油絵での木の葉っぱの描き方❻ 幹、葉っぱの微調整
葉っ津ぱの部分の彩度がもう少し欲しかったので少しだけ濃ゆい緑を入れました。
また、葉っぱを描いて消えてしまった枝があるので、少し描き足しました。
その他、細かい目につく部分などを修正を入れます。
手前の近景の丘の部分なども、描き入れて完成です。
油絵での木の描き方 まとめ
どうだったでしょうか。
風景画は、コツをつかめばそんなに難しくありません。
シンプルな状態を描ければ、
後はひたすら描き込みを入れいていくだけみたいな所があります。
全体感のバランスが大事だと思います。
では、最後まで読んでくれてありがとうございます!
他にも油絵の描き方や風景画のコツなど紹介していますので、
興味のある方は観てみてくださいね。
また、別の記事で。
こんにちは、木のかきかたとてもよく解りました
趣味で描いているものです 次はもっとおもったようにかけそうです
ありがとうございました^^pp