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【油絵】静物画のモチーフのおすすめは?選び方や組み方を紹介!

 

皆さん、こんにちは!

絵描きのふじゆうです。

 

静物画を描こうと思ったときに

「モチーフはどう選べば良いの?」

「モチーフをどうやって組んだらいいの?」

などの疑問が沸きますよね。

そして、組んだことがる人ならわかると思いますが、

結構難しんですよね。

なかなかしっくりくる構図が作れないものです。

 

と言うことで、

静物画のモチーフのおすすめのモノ

静物画のモチーフの選び方

静物画のモチーフの組み方

 

について書きていきたいと思います。

 

それではやっていきましょー

 

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油絵で静物画を描く時のコツ10選!おすすめのモチーフの選び方は?

 

そもそも静物画とは?

 

静物画はいろんなジャンルの中の一つ

静物画は、絵のジャンルの一つです。

油絵にはいろんなジャンルがあります。

ざっとあげると、

「祭壇画、「宗教画」、「神話画」
「歴史画」、「肖像画」、「風景画」
「静物画」、「風俗画」、「自画像」、
「風刺画」、「裸体画、「寓意画」、「抽象画」

などがあります。

ですが、この中には昔は描かれていたけど、

今ほとんど描かれなくなったものも含まれています。

 

絵のジャンルは大きく分けると4つ

大きな枠組みで分けると、

「人物画」「静物画」「風景画」「抽象画」

に分けることができます。

この4つの中で絵の難易度でいうと、「人物画」が一番難しいです。

次に「静物画」「風景画」の順で写実的なものを描くうえでは難易度は下がっていきます。

 

「抽象画」だけは、例外である意味一番難しい題材であり、

逆に言えばだれでも描けそうな絵になります。

 

また、写実の世界と少し離れ、空想の世界を描いたりする場合は、

画面構成力の面が絡んでくると空間把握能力、アイディア力など絡んでくるので、

風景画の難易度は一気に上がると考えます。

 

油絵で静物画を描くメリット

少し話がそれてしまいましたが、

静物画は、書き手本人が美的感覚を感じる物を好きなように並べて、描く絵のことです。

人物画に比べて、動かないもので身近なものを題材にできるので、

絵を描く上では、非常に便利な物になります。

 

また、絵として成立するだけでなく、

デッサンのカラー版としてもいい勉強になります。

特に人工物などは、デッサンの狂いがあるとすぐ目に付くので、

自分の弱点なども把握しやすいです。

 

👇関連記事

油絵等、絵の種類(題材)はどんなものがある?古典絵画のジャンル

 

 

 

静物画で初心者におすすめのモチーフは?

静物画やデッサンの代名詞リンゴは?

静物画で初心者におすすめなモチーフとしてリンゴがありますが、

個人的には正直結構難しいと感じます。

デッサンの定番とも言われるリンゴですが、

私としては初心者には適さないと思います。

絶妙な色の違いやシミなどが多く、しっかりと描きこむ場合は難しいです。

簡単に印象でとらえるなら難しくないと思いますが。

 

デッサンであれば、

最初はシンプルな球体や立方体が光と影を学ぶ上でいいモチーフになると考えるからです。

私の個人的な意見でいうと、人工物の方が簡単です。

 

静物画で初心者におすすめのモチーフ

これは正直なところ描く人が描きたいものが正解だと考えます。

その人が選び描きたいと思ったものだからこそ、

気持ちも入りますし、絵を描く気力が出るものだと考えるからです。

仮に難しい題材だとしても、そこに挑戦する意味がありますし、

何かしら得られるものもあります。

身近にある描きたいと思うモチーフを選んでみてはいかかでしょうか。

 

静物画でおすすめのモチーフ 一覧

描きたいものが正解と言われても迷うかもしれません。

思いつく限り上げてみます。

 

果物、野菜、コップ、お皿、瓶、花、植物、時計、食器、積み木、本、布、小物、アクセサリー、

鳥の羽、石、宝石、ビー玉、インテリア雑貨、アンティーク用品、蝋燭、ぬいぐるみ、糸、

楽器、魚、おもちゃ、ボール etc…

 

何かしら描きたいものが見つかりましたか?

 

 

静物画のモチーフの選び方

それでもチーフ選びって

悩みますよね。

少し視点を変えて、選び方を紹介したいと思います。

 

静物画のモチーフの選び方➊ モチーフが持つイメージから選ぶ

例えば時計であれば、時間を感じさせますし、

動物の骨や骸骨などは死を連想させますよね。

その他ロウソクの火なども、「命の灯」と言う言葉あるように、

命の儚さを表したりします。

このようなメッセージ性からモチーフを選ぶのも良いかもしれませんね。

 

静物画のモチーフの選び方➋ お気に入りのアイテムから選ぶ

難しいことを考えず、普段使っているお気に入りのモノなどを描くのもどうでしょか。

お気に入りのコップだったり、

お気に入りのペン、

毎日なんとなく持ち歩いているもの、

なんでもモチーフになりえるんじゃないでしょうか。

 

静物画のモチーフの選び方➌ モチーフの色から選ぶ

黄色が思い浮かんだのであれば、オレンジ、みかん、柿、カボチャなど、

色から選んでみるのも良いと思います。

何か既にモチーフが決まっている場合は、

その色の補色の色を探してみるというのも良いかもしれませんね。

 

ふじゆう
ふじゆう
補色と言うのは、色相環の反対側に位置する色の事
強烈な色の対比が作れるよ

 

静物画でのモチーフの組み方

静物画でのモチーフの組み方➊ 自然物と人工物で組み合わせる

例えば、リンゴと何かを組み合わせたいとします。

その時に自然のものだけを集めると、面白みがない場合があります。

そんな時に自然物のリンゴと、人工物のコップや陶器などと組み合わせてみるなどです。

柔らかい自然物の不規則な形と、人工物の規則的な形は正反対ですが相性はいいと思います。

 

静物画でのモチーフの組み方➋ 大きさの違い、形の違いで組む

同じ大きさのモチーフばかりを集めてしまうと、

単調な感じになりがちです。

大きさに変化を付けたり、形の違うものを組み合わせることで、

絵としてより見栄えのするものになると思いいます。

 

花などを寄せ植えするときに、

「点・線・面」を意識すると切れ名寄せ上になると聞いたことがあります。

これは、点は「・」

線は、「l」

面は「□」

と言う感じに、形の違いを出すと良い感じになるということです。

これは、静物画のモチーフの並べ方にも通じる部分があると考えます。

是非意識してみてはいかがでしょうか。

 

静物画でのモチーフの組み方➌ モノ同士の相性で組み合わせる

例えば、果物であればいろんな種類を集めて描いても相性はいいかと思います。

フルーツバスケットも相性がいいですし、

食べ物ですのでお皿との相性は良いでしょう。

ですが、そこにお箸なんかがあるとおかしいですよね。

そんな感じで、違和感を感じない組み合わせは自然な感じを演出します。

 

静物画でのモチーフの組み方❹ シルエットが重なり、前後関係が解らなくなるのを避けて組む

例えばリンゴが2つあるとして、

リンゴを一直線上に2つ並べてしまうとリンゴが重なって解りずらいですよね。

そういったことを避けて、

シルエットが重ねるのをせけると、前後関係が明白になり解りやすい絵になります。

 

静物画でのモチーフの組み方❺ 風景画と同じように近景・中景・遠景を分ける

静物画を描く時も絵の中に奥行きを考えて組むと良いです。

同じ距離感で組んでしまうと空間があまり生まれず、

立体感が出づらいです。

適度に奥行きを感じるように配置すると良いです。

 

静物画でのモチーフの組み方❻ 均等に並べず、変化を付けて組む

奇麗に並べるのではなく、例えばモチーフ斜めに置いてみたり、

モチーフを倒して置いてみるなどです。

奇麗に並べるというよりは、変化を付けて、

退屈な並びにならないように意識してみましょう。

 

 

まとめ

と言うことで、今回は油絵の静物画におけるモチーフの

おすすめ、選び方、組み方につて話して行きました。

静物画は気軽に取り組みやすく、

絵の練習としても非常に有益です。

 

是非、楽しんで描いてみてくださいね。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また別の記事で。

 

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