皆さん、こんんにちは!
絵描きのふじゆうです。
油絵の具のメーカーって、どこの物を使うか迷いますよね?
基本的には国産のメーカの物を使ったほうが、
入手もしやすく表記も日本語なのでとっつきやすいです。
ですが、自分自身が使いたい物を使うのが一番だと思っています。
その方が、モチベーション維持にも繋がりますしね。
お勧めの油絵の具についても紹介しますので、読んでもらえると嬉しいです。
と言うことで、
国内油絵の具のメーカー、値段、おすすめ
等、紹介していきたいと思います。
ではやっていきましょー
関連記事👇 油絵筆や油絵の道具などの記事もあります。
目次
国内の油絵の具メーカー概要
国内の油絵の具メーカー➊ クサカベ
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/51dh6OjR3TL._AC_.jpg)
クサカベは、私も使っている絵の具です。
創業1928年の国内の絵の具メーカーです。
本社は埼玉県にあります。
油彩以外も多くの種類の絵の具の商品があります。
国内の油絵の具の中で、色数は一番多いです。
なので、混色が面倒な人にも向いていると思います。
チューブのパッケージデザインがシンプルで見やすいところも好きなところです。
お値段も、比較的お手頃です。
国内の油絵の具メーカー➋ ホルベイン
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/519ni7Bsr3L._AC_.jpg)
ホルベインは、創業1900年の画材メーカーです。
絵をかかない人でも、知ってるかもしれませんね。
本社は、大阪にあります。
絵に関する幅広い分野で商品があります。
油絵の具もスタンダード商品からハイグレードまで揃えています。
油絵の具のチューブのパッケージジデザインが個人的には見づらいと感じます。
油絵の具の品質は、良いもです。不満はないです。
国内の油絵の具メーカー➌ マツダ
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/61EWJthZZ3L._AC_SL1200_-271x300.jpg)
マツダは、1948年から、油絵具の製造を始めたメーカーです。
「100年,200年後を考えた絵具づくりをしています。」
と、メーカーのホームページにも書いてありますので、
永いこと油絵の具を残していきたいと思つている方にもいいかと思います。
クサカベの油絵の具の種類と特徴
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-30-131209.png)
メーカでも、油絵の具の商品ラインナップが複数存在します。
いくつか紹介します。
クサカベの油絵の具には、「クサカベ油絵の具全(174色)」、「ミノー油絵の具(全72色)」、
「ギルド油絵の具全(11色)」「スタンダードオイルカラー(全36色)」、「天然顔料油絵の具GEM」
(全5色)」などがあります。
クサカベ油絵の具(全174色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/71y1ELncitL._AC_SL1500_-102x300.jpg)
一般的には、スタンダード商品の「クサカベ油絵の具」を使用している方が多いです。
絵の具の色数も174色もあります。
品質も良く、なんの問題もありません。
クサカベ ミノー油絵の具(全72色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/mino1-300x158.jpg)
ミノーは、単一顔料にこだわった絵具で、
メーカホームページに
「1972年に美濃焼で有名な岐阜県にて誕生した専門家用油絵具です」
と、あります。
私は今現在岐阜に住んでいるので、興味がありますが高すぎて手は出せません(笑
クサカベ ギルド油絵の具(全11色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/guild1-300x158.jpg)
ギルドは、厳選された高品位の顔料をすべて単一で使用している油絵の具です。
11色しかなく、こちらも高価です。
クサカベ スタンダードオイルカラー(全36色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/standardoilcolours1-300x158.jpg)
スタンダードオイルカラーは、高品質と安さを追求した商品です。
色数も36色と中途半端で、個人的にはこれを使う理由はあまり見当たりません。
クサカベ 天然顔料油絵の具GEM
天然顔料油絵の具GEMは、クサカベの最高級の絵の具です。
贅沢極まりなく、1チューブで2万円とかします。
「いにしえの」とか「憧れの画家が使っていた」等の表現でHPに描かれていますので、
私の中二病心が騒ぎ、少しテンションが上がりました(笑
古代の画家の絵の具を使っている気分を味わいたいブルジョワな方どうぞ。
私は、おそらく一生使うことはないと思います。
どの油絵の具商品がおすすめ?
クサカベの油絵の具は、スタンダードの「クサカベ油絵の具全(174色)」で十分です。
初めての人は、「習作用油絵具セット12色」とかから始めて、
色数増やしていけばいんじゃないかと思います。
ホルベインの油絵具の種類と特徴
ホルベインベの油絵具は、「ホルベイン 油絵具(全166色)」、
「高品位油絵具 ヴェルネ(全40色)」、「油一(全30色)」、
「習作用油絵具 アカデミック(全50色)」「大作用油絵具 POP(全50色)」
「水可溶性油絵具 デュオ全(100色)」などがあります。
ホルベイン 油絵具(全166色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/HOC_top-300x300.jpg)
特に言うことがないですが、この絵の具が一般的に使用されています。
品質も問題ありませんし、国内メーカーなので安心です。
色数はクサカベの174色には劣ります。
ホルベイン 高品位油絵具 ヴェルネ(全40色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/HVC_top-300x300.jpg)
高品位な顔料を使用した油絵の具です。
普通の物の、2倍ぐらいの値段設定になっています。
HPで、
「画家が望む以上の性能を備える油絵具」
と記載があります。
ホルベイン 油一(全30色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/YUI_top-300x300.jpg)
東京藝術大学とホルベイン工業が、共同開発した商品です。
画家にとつての理想の油絵の具を求めて作られたものだそうです。
パッケージデザインがテッカテカです。
お値段は、カドミウム レッド(20ml)が3000円とやはり高いですね。
ホルベイン 習作用油絵具 アカデミック(全50色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/BOC_top-300x300.jpg)
こちらは、油絵の具の毒性成分のカドミウムやコバルト等を使用しないで作られた絵の具です。
お子さん使用する際には、いんじゃないでしょうか。
お値段も、安くはないですが、お手頃価格です。
ホルベイン 大作用油絵具 POP(全50色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/POP_top-300x300.jpg)
こちらは、名前の通り大作用です。
1チューブのサイズが160mlと超ビッグサイズです。
(乗るしかないですね、このビックウェーブに・・・。)
大作に使用したり、教室用で大量購入して分けて使うための物です。
なので、経済的な商品になります。
品質表記はなかったですが、
おそらく全166色の一般的なホルベイン油絵の具と同じものかと思います。
ホルベイン 水可溶性油絵具 デュオ全(100色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/DUO_top-300x300.jpg)
こちらは、ちょっと変わった油絵の具になります。
水に溶ける油絵具です。
正直、最初「えー!?」って思わす声が出ました。
水で薄めることができるようです。
テレピン等の 揮発性のオイルを使わずに描くことができ、
普通の油絵具では出来ない表現もできるみたいです。
ちょっと興味あります。
マツダの油絵の具の種類と特徴
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/oilcolor_main_2-1.jpg)
マツダの油絵の具のラインナップは、
「専門家用油絵具(全143色)」「スーパー油絵具(全104色)」「クイック油絵具(全82色)」
があります。
マツダ 専門家用油絵具(全143色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/a_colour_main.jpg)
マツダの油絵の具の、スタンダード商品がこれです。
初心者から上級者まで使える油絵の具です。
色数としては、クサカベやホルベインに劣ります。
混色制限もないと、メーカサイトに記載があるのも安心ですね。
マツダ スーパー油絵具(全104色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/superoilcolor_main.jpg)
顔料だけで作ることをコンセプトに作られた高品質の油絵の具です。
ポッピーオイルで練られており、長い期間熟成させて作られていて、
変色、退色が少ないとのことです。
お値段は高いと思いきや、そんなに高くないです。
専門家用の1.5倍ぐらいです。
もし私だったら、専門家用よりこっちを使うかもしれません。
マツダ クイック油絵具(全82色)
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/quick_main.jpg)
油絵の乾燥時間が長いというデメリットを補った油絵の具です。
おおよそ1日で乾くようです。
早く乾く分亀裂などが心配ですが、心配ないと記載あります。
使い勝手も専門家用と、河原に用ですのでいいですね。
これと、クイックドライペインティングオイルを組み合わせることで、
更に乾燥速度を上げられるようです。
これは、画期的なのでは?!
個人的に非常に興味ありです。
油絵の具の色による値段の違い
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/colors-g2d5d73a0f_1280.jpg)
油絵の具には、グレード表記があり色によって値段が違います。
これが顔料の違いによるものです。
入手しずらいものや作る難しさなどでも変わってきます。
絵の具のチューブにアルファベットでグレードが描いてあります。
Aが一番安く、コバルトバイオレットやフレンチバーミリオンといつたHのものは高いです。
クサカベの油絵の具を例にすると、
Aのバーントシェンナが550円
Hのコバルトバイオレットが2200円
と4倍も値段が違ってきます。
購入するときは注意しましょう。
メーカによる油絵の具の値段の違い?
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/money-g06e95bc13_1280.jpg)
世界堂の値段で比較してみました。
各3メーカーのスタンダード商品の油絵の具の値段を比べてみます。
クサカベの油絵の具の値段
Aのバーントシェンナが550円
Hのコバルトバイオレットが2200円
ホルベインの油絵の具の値段
Aのバーントシェンナが550円
Hのコバルトバイオレットが1815円
マツダ専門家用の油絵の具の値段
Aのバーントシェンナが550円
Hのコバルトバイオレットが2200円
ホルベインだけが、Hグレードの商品が安くなっていることが分かりました。
安く抑えたい人は、ホルベインが良いかもしれませんね。
品質については、3メーカーとも似たり寄ったりだと思うので、
好みでいいかと思います。
海外の油絵の具メーカー
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/スクリーンショット-2023-05-30-134015.png)
海外の有名メーカには、下記のメーカーがあります。
〇ウィンザー&ニュートン
〇ターレンス
〇マイメリ
〇シュミンケ
〇セヌリエ
〇ルフラン&ブルジョア
👇こちらで紹介しています。
まとめ
![](https://aburaenohibi.com/wp-content/uploads/2023/05/artist-g5a7156fd2_1280.jpg)
と言うことで、今回は国内の油絵の具のメーカーや値段、
おすすめのものなどを紹介していきました。
なんか気になった油絵の具がありましたでしょうか?
油絵具選びの参考になりましたら、幸いです、
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。
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