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【油絵】海や空の塗り方、雲の厚塗りでの描き方やコツ【風景画】

ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

 

今回は、みんな大好きな海や空や雲などの描き方を紹介していこうと思います。

風景画を描いていると散々の描くことになるであろうものですよね。

油絵を描き始めたばかりの人などに参考になれば嬉しいです。

 

では、やって行きましょー

 

 

油絵における風景画を描く順番

本題に入る前に、絵を描く時にどこから描くかですが、

基本的には遠くにあるものから描いていきます。

その方が、効率的に描いていけるからです。

 

例えば、手前に山があったとして、

山を先に描いてから、遠くの空を描いてしまうと、

山と空の境界線が描きづらくなってしまいます。

 

そういう意味でも、最初の段階で空などの背景のイメージは固めておいた方が良いです。

後で修正が面倒になってしまいますので。

 

空、雲、海がある場合は、

空→雲or海の順番で描いていきます。

 

遠くにあるものから、描いていくのが基本です。

 

 

【油絵】空のグラデーション、明るさの違い

油絵の場合、グラーデーションを作るのは難しくありません。

その理由は乾燥が遅いからです。

間違えてしまった場合は拭き取って、やり直すこともできます。

 

アクリル絵の具などは乾燥が早いので、手早く塗る必要があり、

コツがいるので少し難しいです。

その点、油絵は、グラデーションやぼかし複雑な色合いを作るのに優れています。

 

空のグラデーションを作る際は、

下に行くにつれて、明るくなるようにすると良いです。

何故なら、実際の空がそうなっているからです。

 

また、太陽に近い空の方が明るい空色になります。

 

 

 

【油絵】空、海、雲の描き方

実際の描き方を紹介します。

油絵らしいマチエールを生かした表現にしました。

ウルトラマリンライト、カドミウムグリーンディープ、ブルーグレー、イエローオーカー、シルバー

ホワイトチタニウムホワイト

を使用して描いていきます。

 

先に倍速再生再生ですが、動画置いときます。

 

 

空、海、雲の描き方➊ 空を描く

ウルトラマリンライトを上から塗って、下に行くにつれて明るくなるように塗ります。

筆は横に動かして、あまり筆跡が残らないようにします。

ですが今回はマチエールを生かした絵のなのであまり気にしてません。

あまりグラデーションが掛けれてませんが、本当はもっと明暗差つけた方が良いです。

(パネルがもともと黒いですが、そこは気にしないでください白いもの大丈夫です。)

 

 

空、海、雲の描き方➋ 海を描く

カドニウムグリーンディープにシルバーホワイトを混ぜて、海の方も塗っていきます。

ムラになる場合は、何度も筆をストロークして奇麗になるまで繰り返します。

 

 

空、海、雲の描き方➌ 雲を描く

雲も描いていきます。

空想で描いていますので、好みの雲の形を描きます。

最初は細かいところまで描こうとせず、大きく描いていきます。

ここは盛り上げたいなとかあれば、部分的に強めに描いたりします。

 

 

空、海、雲の描き方❹ 雲のおおよその形を描く

全体的に雲の上部から光が当たっていることを意識しながら、絵の具を乗せていきます。

乾燥してない画面に絵の具を乗せるときはチタニウムホワイトが便利です。

ホワイトの中で一番、隠ぺい力があります。

雲の中に青色を置いて雲の影になっている部分も少し作りました。

 

雲の描き方は、光の方向を意識するのが一番大事です。

ただ、夏の昼間の空を描く場合、太陽は上にあると思います。

その場合は、基本的に上の方が明るくなります。

あまり難しい事は考えず、上の部分を白く明るくするよう意意識して描きます。

(何か資料がある場合は、それを観ながら描いたほうが良いです。)

 

筆のストロークは、直線的にならないよう扇型を描く様に描いていき、

筆自体も回しながら描くのもおすすめです。

 

雲を描く時のコツは、均一にならないようにする事です。

一定のリズム感ではなく、

1212とかではなく、126124173みたいな感じです。

不規則なリズム感でランダム性を意識して、単一にならないよう描いていきます。

 

 

 

空、海、雲の描き方❺ 海にグラデーションを作り、波を描く

海は、上部に行くほど、濃ゆい青色になるようにグラデーションを作ります。

手前の海は、シルバーホワイトで、横にストロークして波っぽく表現します。

 

空、海、雲の描き方❻ 砂浜を描く

海の描き方は、水平線近くが濃いブルーで手前に来るほどエメラルドグリーンの

グラデーションを作ります。

そしてさらに手前には白か黄色よりのグラデーションを作ります。

砂浜を描く場合はイエローオーカーに白を混ぜてやると砂浜の色が作れます。

波を描く場合は割と雑に描いても波っぽく表現できます。

砂浜に近づくほど、白でしぶきを入れてやるとそれらしく表現できます。

 

 

空、海、雲の描き方❼ 波を弧を描く様に入れる

波をした方向に楕円上になるように筆を動かして波を描いていきます。

雲も上部を中心に細かく描き足します。

 

 

空、海、雲の描き方➑ 形の修正と色調整。完成へ

雲が少し単調に感じたので、雲の中にも少し水色を入れました。

気になるところや違和感あるところを修正したりを繰り返します。

納得がいくところで完成です。

 

 

【油絵】空気遠近法を使った雲の描き方

空気遠近法って知っていますか?

風景画を描く場合、遠くになるほど青白く霞ませて遠近感を出す手法のことです。

例えば近くの山は緑寄りの色をしていますが、遠くの山は青いです。

これは空気の層によるものです。

 

これは、雲など空中にあるものにも当てはまります。

近くにある雲ははっきりと描き、遠くの雲は、コントラストを下げて青白くしてあげるよ良いです。

 

 

 

【油絵】夕焼けの雲の描き方やコツ

夕焼けの雲も他の物と同じように、光の方向を意識しながら描くのが大事です。

夕焼けの太陽側を描く場合は雲は逆光になります。

雲を縁取るように明るくなる場合が多いです。

白→黄色→オレンジのグラデーションを意識すると自然の光の表現になります。

夕焼けの色味は地平線に近いほど赤色が強くするとよいです。

 

👇風景画のコツは、他の記事でも紹介しているので良かったらどうぞ

油絵で風景画を描く時のコツ10選!初心者でもうまく見せる描き方

 

 

まとめ

と言うことで、今回は風景画での海や空、雲の描き方について紹介していきました。

雲は複雑でリアルに描こうと思うとかなり根気がいるモチーフですよね。

油絵の特性を生かして、筆跡を残した表現も味があつて面白いですよ。

是非楽しんで描いてみてくださいね。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。

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