無料アート講座はコチラ

油絵の具の危険性や毒性は?猫などのペットにも注意!

危険物
ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

 

今回は油絵の具の危険性や毒性の話です。

油絵の具は、大量に出すと生クリームみたいに見えなくもないので、

ある意味おいしそうに見えます笑

おなかが減りすぎて、血迷って食べちゃうなんてことがあるかもしれません!

いや、ないか(^^;

 

 

普通に油絵の具を使っているとあまり気にすることはないかと思いますが、

いくつか毒性の強い絵の具があります。

主に、鉛化合物、砒素化合物、カドミウム、コバルト

有害性を持った化学物質を含んだものが危険です。

毒性の強い絵の具は取り扱いは注意したほうが良いでしょう。

 

ということで、毒性のある油絵の具や注意点を紹介していきます。

 

関連記事👇 油絵の猫の描き方はこちらから

油絵での猫の描き方を紹介!毛並みやもこもこの出し方は?

 

 

危険な油絵の具➊ シルバーホワイト

シルバーホワイト

毒性がるもので有名なのがシルバーホワイトです。

黄みがあり温かみがある白色をしています。

顔料の鉛白の有害性、黄ばみやすさ、

暗色化しやすいという懸念から、現在では主流で使われなくなっています。

ですが、一部人気があり乾燥が早く、上に塗った絵具をしっかり受け止める長所があり、

描き始めから中描きによく使われます。

着色力が低いので、混色用にも使いやすいです。

毒性は強いですが、非常に使いやすいホワイトです。

 

鉛中毒になると、神経痛や吐き気、けいれんなどの症状がでるようです。

絵を描きながら、何か食べ物を食べたりするのはやめておいたほうが良いでしょう。

 

 

危険な油絵の具➋ バーミリオン系

フレンチバーミリオン

次に、バーミリオン系です。

個人的に好きな色フレンチバーミリオンとかですね。

裏面をみると、硫化水銀を含んでいることがわかります。

水銀というと水俣病の公害事件が有名です。

 

印鑑とかで使う朱肉も同じような色をしていますが、それにも硫化水銀が含まれています。

 

一応、飲み込んだ場合、

水に溶けないので体内に吸収されることはなくそのまま体外へ出ていくようです。

ですが、体に悪い有害物質であることには変わりはないので、

気を付けておいたほうが良いでしょう。

 

 

危険な油絵の具➌ カドミウム系顔料

カドミウムグリーン

カドミウムグリーン、カドミウムレッド、カドミウムオレンジ、カドミウムイエローとかです。

カドミウムも毒素としては有名です。

カドミウム中毒になると、肝臓の動きが悪くなり、

貧血や、骨がもろくなって、痛みが発生したりするようです。

日本の公害では、イタイイタイ病がありますね。

取り扱いの際には注意しましょう。

 

 

危険な油絵の具❹ コバルト系顔料

コバルト系

コバルト系も毒性があります。

コバルトブルーや、コバルトバイオレットなどになります。

調べてみたところ、吸入するとアレルギ ー、

喘息又は呼吸困 難を起こすおそれがあるみたいです。

また、アレルギー性皮膚反応や発がんのおそれもあるようです。

こちらの絵の具も取り扱いには注意しましょう

 

 

 

危険な油絵のオイル テレピン(揮発性油)

テレピン

油絵の具ではないですが、皆さんご存じの溶き油として使うやつですね。

こちらも毒性があります。

なめたりすることはないと思いますが、テレピンに関しては蒸発するのが厄介なところです。

匂いとしては、鼻にツーンと来るシンナーのようなにおいがします。

油絵を描く際に換気をする理由は、主にこれが原因だと思います。

喚起せずに使っていると、人によっては頭痛や吐き気を催すようなので気を付けましょう。

 

因みにぺトロールというのもありますが、こちらは、テレピンに比べて毒性は弱いです。

また、テレピンより乾燥は穏やかになります。

匂いも違い、油臭い灯油のようなにおいがします。

毒性が弱いですが、こちらも換気せずに使用すると気分が悪くなります。

気を付けましょう。

 

 

油絵の具ヤスリ掛けするときは注意【危険】

ジェッソ下地

リアルな絵を描く人は、下地つくりの段階でヤスリ掛けを行う場合があります。

リアルな絵を描く場合、キャンバスやパネルのマチエールが邪魔になるので、

ヤスリ掛けして画面の凹凸を亡くしてツルツルの状態にするんですね。

 

油絵の具が粉上になると、吸い込んでしまう恐れがありますので、

使用の際にはマスクをした方が良いです。

また、目にも入りやすいので、グラスなどをしたほうが良いかと思います。

 

吸入してしまった場合は、新鮮な空気の場所に移動し、鼻をかみ、うがいをしましょう。

 

そもそもなのですが、ジェッソなどで下地を作ってヤスリ掛けをした方が安全かと思います。

 

 

その他、油絵の具の危険な場面

子供

当たり前のことですが、子供の手の届かに所に置きましょう。

また、忘れがちですが、猫などのペットを飼っている場合も注意しましょう。

ペットが油絵の具を食べてしまいなくなったという話を聞いたことがあります。

これも当たり前ですが、油絵の具を使用した後は、手は石鹸などでしっかり洗いましょう。

 

 

 

油絵の具をもし口や目に入れてしまった場合

水

量に飲み込んでしまった場合は、水でよく口を洗浄し、

指を喉の奥にに差し込んで吐き出しましょう。

何かしらの症状が出る恐れがありますので、医師の手当を受けましょう。

 

目に入った場合は、流水で15分以上洗眼し、眼科医の手当を受けます。

 

皮膚に付着しアレルギー反応がでた場合は、石鹸で充分洗い、

水で充分洗い流します。

異常がある場合は、皮膚科へ行きましょう。

 

 

まとめ

油絵の具

今回は、油絵の具の毒性について話してきました。

毒性のことなどを知って、注意することはもちろんですが、

特徴を知れば、絵の具の名前を覚えたりするのにも役立つかと思います。

また、知識が増えるとより楽しいお絵描きができるかと思います。

安全第一で、皆さんの絵描きライフがより良いものになれば幸いです。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした!
また、別の記事で。

 

👇関連記事

油絵でやってはいけない こと11選!道具の管理や注意点【初心者】

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です