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油絵のマチエールって何?絵肌、質感でで絵の印象や表現が変わる!

ふじゆう
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皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

マチエールってあまり使う言葉じゃないですよね。

美術の世界以外ではあまり使わないんじゃないでしょうか?

この記事では、

マチエールの意味や、

マチエールの種類や作り方

などについて解説していきたいと思います。

それでは、やっていきましょー。

 

マチエールとは?

マチエールの語源はフランス語

マチエールは、元々の語源はフランス語です。

英語だとMatiereと言います。

質や材質と言った意味になります。

 

絵の世界で使う場合の意味としては、絵の絵肌、材質感のことを言います。

例えば、油であれば光沢があり透明感があるマチエール。

アクリル絵の具は、透明感はあまりなくプラスチックのようなマチエール。

のような使われ方になります。

 

マチエールは絵の数だけあるとも言える

一言で、マチエールと言っても色々なマチエールがあり、

100人の人が絵を描けば、100とおりマチエールがあると言えます。

同じ油絵でも、厚塗りで盛り上げた絵は、ぼこぼこしたマチエールになりますし、

油絵の具を薄く塗り重ねれば、平らなマチエールになります。

 

 

油絵のマチエールの種類

キャンバスなど支持体によるマチエールの違い

マチエールは、絵を描いて行く最中でも変化していきますが、

そもそも何の支持体に描くかでも変わってきます。

例えば、キャンバスに描くのと木製のパネルに描くのでは、

全くマチエールも変わってきます。

キャンバスなどは、凸凹しているので、マッドな感じになり易いです。

一方、木製パネルなどで描いて行く場合は、

平らな面をしているのでつるつるした表面のマチエールになります。

基本的には、平面がぼこぼこしていないほうが、写実的な絵には優れています。

 

油絵の具や道具によるマチエールの違い

油絵の具の使い方でも、マチエールは変わります。

オイルを大目に使えば、平らな面になり易いですし、

オイルをあまり使わないで描いて行くと盛り上がった凸凹した表面にになります。

 

また絵筆によってもマチエールは変化します。

堅い豚毛などの筆は、ざらついた質感になり易いですし、

軟毛筆のナイロン毛や、イタチの毛などを使うとソフトな感じに仕上がります。

 

メディウムなどによるマチエールの違い

油絵の具はメディウムによっても光沢や硬さを変えることもできます。

例えば、速乾メディウムでも種類によって、

透明度や乾燥した後の仕上がりに違いができてきます。

超速乾メディウム(図、右)のものは元の質感とあまり変わりませんが、

クリスタルメディウム(図、左)のものはマッドな感じになります。

 

自分の好みにあつたものを選びましょう。

 

 

油絵のマチエールの作り方6選

油絵のマチエールの作り方は、色々な方があります。

工夫次第で無限のやり方が可能です。

いくつか紹介していこうと思います。

油絵のマチエール➊ 筆で叩く

筆を縦てて、画面上を叩くことによって、

ランダムな複雑なマチエールになります。

例えば、人物画の背景などに変化を持たせたい場合など、

色彩の絶妙な変化や味のある質感が作ったりです。

 

油絵のマチエール➋ 布で擦る

油を乗せた後、布で擦るのも効果的です。

かすれた表現やぼかしなどを作れます。

布でなくても、ティッシュペーパーや、キッチンペーパーなどでも代用できます。

布意外でもサランラップなどで上から抑えたりするなども面白い効果が出ますよ。

 

油絵のマチエール➌ ローラーで塗る

ローラを使う事もできます。

ベタ塗する場合などは、均一でキレいな面を作ることができます。

筆などで、ベタ塗するのとは違いかなりきれいに仕上がります。

色々な色を混ぜて、ローラーを転がしたりすることでも、

偶然、面白いできになったりしますよ。

 

油絵のマチエール➍ 硬いものでかき取る

逆にペインティングナイフなどで擦ったり、

傷をつけるなどしてマチエールを作ることもできます。

使いどころは難しいですが、抽象画などチャレンジする場合、

他にない面白い作品が作れるかもしれません。

 

油絵のマチエール❺ 絵の具を盛り上げる

絵の具を多く使い盛り上げることをインパストと言います。

油絵は、部室感が強く、他の絵の具に比べて、

盛り上げたりするのはやりやすい絵の具です。

あまり使わない色など多く使い、

大胆にキャンバスにぶつけてみるのはどうでしょうか?

普段、薄塗りばかりする人にとっては新鮮ですよ。

 

油絵のマチエール❻ ヤスリなどで削る

ヤスリ掛けは、特に下地作りの段階でやるのですが、

表面を平らにすることもできます。

写実描写をする場合は、キャンバスなどのぼこぼこで描きずらい場合があります。

そういったものののボコボコした面を無くし、写実的な絵を描きやすくするためです。

 

キャンバスや木などを削るのではなく、

ジェッソなどを下地として塗り、それをヤスリで削り平らにします。

油絵の具にはあまりヤスリを描けないほうが良いです。

油絵の具は毒性のあるものあるので、やすりで削ると粉上になり、

吸い込むと体い悪いです。

その点は気を付けましょう。

 

 

油絵のマチエールは仕上げのニスでも変わる

油絵のマチエールは最後の仕上げのニスによっても変わります。

油絵の場合、普通に最後にタブローなどのニスを塗ると光沢が出来嫌がる人も居ます。

そういつた場合はつや消しワニスなどを使うと良いです。

また、ルツーセもニスの代用として使うこともできますよ。

(↑ホルベインの ブラン マット リキード)

私自身の経験としても、ニス掛けすると油絵の独特の表面の質感が失われて、

なんか安っぽい印象だなぁと思ったことがあります。

絵との相性もあるので、意外と大事だと思います。

 

まとめ

今回は、油絵におけるマチエールとは?

マチエールの種類作り方について話して行きました。

マチエールは、アナログの絵だけにある特徴でもあります。

デジタルでも疑似的には作ることができますが、

本物の油絵などの質感には及びません。

いろいろな工夫次第で表現方法は無限にあります。

是非油絵を楽しんで描いてくださいね。

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。

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