絵描きのふじゆうです。
油絵のパレットの油絵の具をどのように使うかお悩みでしょうか?
油絵パレットは、いろいろな種類が発売されていますね。
そして、一番オーソドックスなのが木製パレットです。
そんなパレットの洗い方や、お手入れ方法、
固まった油絵の具の掃除方法などを解説していきたいと思います。
ではやって行きましょー
・パレットのお手入れ方法を知りたい人
・固まった油絵の具をきれいにしたい人
目次
油絵のパレットを洗わないのはあり?
パレットは洗う?洗わない?→結論。
パレットは洗う派の人と洗わない派の人が居ます。
結論から申しますと、どっちでもOKです。
あなたが、「こうしたい!」と思った方が正解と言うことです。
ですが基本的には、洗った方が良いかと個人的には思います。
なぜなら、油絵の具を洗わないと、
油絵の具を乗せるスペースがどんどんなくなつていきますし、
乾燥した油絵の具の上に油絵の具を出すと、
どれが使える油絵の具か解らなくなってしまうからです。
学校や、絵画教室であれば、毎回パレットは奇麗にするよう教わると思います。
どんな人が油絵の具のパレットを洗う傾向にある?
これはあくまで個人的な憶測なのですが、写実的な絵画を描く画家さんなどは、
油絵の具を洗わないタイプの人は少ないように感じます。
逆に、抽象画や個性的な絵を描かれる人は、
パレットを洗わないタイプの人が多いように感じます。
ですが、あまり気にすることでもないので、好きに使いましょう。
油絵パレットの洗い方・お手入れ方法
油絵パレットを洗う場合のお手入れ方法を紹介していきたいと思います。
油絵パレットのお手入れ方法
➊ペインティングナイフもしくはパレットナイフで残った油絵の具を大まかに取ります。
➋キッチンペーパーやティッシュなどで、残った油絵の具をさらに拭き取ります。
➌テレピンもしくは、ブラシクリーナーをパレット上に垂らし、キッチンペーパー等で拭き取る。
➍最後にリンシードオイルを薄く全体に塗ります。
以上です。
最後にリンシードオイルを塗る理由は、
木製パレットに油絵の具がしみ込んでしまうと、次使う時の掃除が大変になるからです。
パレットに余った油絵の具を次の日も使う場合は?
パレットの油絵の具はすぐ乾かないので次の日もそのまま使える
油絵の具は乾燥が遅いです。
次の日も使う場合は、そのまま置いておいても次の日も問題なく使えます。
埃などが気になる場合は、ラップなどを上から掛けておけば良いです。
ラップをかけることで、空気とも触れずらくなるので乾燥も遅らせる効果もあります。
それでも3-4日ぐらいすると、流石に固まり始めるのであまり使わないほうが良いでしょう。
冬場の油絵の具は、なかなか乾かない
油絵の具の乾燥は酸化をして固まります。
油絵の具は、気温が高いほど酸化しやすく、固まるのが早くなります。
冬場の油絵の具がなかなか乾かないのはこのためです。
3~4日後も使いたい場合の油絵の具の保存方法
3‐4日後も使いたい場合は、ラップを密閉するようにしっかりかけます。
そして、冷蔵庫に入れましょう。
温度が低く、酸素と触れ無い状態であれば長い事固まらずに置いておくことができますよ。
油絵でパレットナイフは必要?
パレットナイフは正直な所使う場面が少ないです。
上の写真の右がパレットナイフです。
ペインティングと違い湾曲していません。
使う場面としては、パレット上で固まってしまった油絵の具をそぎ落とすのに使います。
無い場合は、金属製のヘラなどや、カッターナイフでも代用することができます。
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油絵の具がパレット上で固まった時はどうすればいい?
固まった油絵の具をストリッパー(剝離剤)ではがす!
パレットの固まってしまった油絵の具を落とすのには、
ストリッパーと言う油絵の具用の剥離剤がオススメです。
これを気になる部分に付けて、しばらく付けておきます。
そして、パレットナイフなどで再度こすります。
1回で取れない場合は、これを数回繰り返します。
固まった油絵の具をアプトではがす!
ストリッパーは、剥離剤としての効果は高いのですが、
手などにつくとあまりよくありません、手につくとヒリヒリする感じです。
手袋をするのも面倒と言う方には、アプトがオススメです。
使い方は、ストリッパーと同じで落とすことができますよ。
固まった油絵の具を筆洗液、テレピンではがす!
固まりきっていない油絵の具(1か月以内程度のモノ)であれば、
筆洗液(ブラシクリーナー)やテレピンでも十分落とすことが可能です。
使用方法はストリッパーや、アプトと同じやり方です。
こちらのやり方をまず試して、駄目な場合は、ストリッパーやアプトを試してみると良いかと思います。
油絵の具の固まりを取る時の注意点!
油絵の具を落とす際にヤスリなどで削って油絵の具を取ろうと思う方もいるかと思います。
その場合は注意点があります。
注意点➊ 油絵の粉を吸い込まないようにする。
油絵の具は、毒性のあるものがあります。
ヤスリなどで、粉上にすると吸い込んでしまう場合があります。
また、粉になってしまったものが、床に散らばつたりすると、
猫などのペットを飼っている家庭にも良くないです。
注意点➋ パレットの板まで削らない
ヤスリを使うと、パレットの木まで削ってしまう可能性があります。
そういつた理由でパレットが傷んでしまいますので、ヤスリで削るのはあまりお勧めしません。
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木製パレットの掃除が面倒?ペーパーパレットと言う選択肢も!
油絵はペーパーパレットで掃除が楽になる
そもそも木製パレットの掃除が面倒と思っている方も居るのではないでしょうか?
その場合は、紙パレットなどを試してみることをおすすめします。
手に持って使うタイプのパレットと、
指を入れる穴のない机に置いて使うパレットの2種類があります。
「手に持って使わないよ」と言う人は、
穴が開いていないものを選ぶことで、油絵の具のスペースを広く使うことができますよ。
ペーパーパレットの代用品
ペーパーパレットは、便利なんですがコストが高いです。
たまにしか使わないのであれば問題ありませんが、
油絵をよく描く人はすぐに無くなってしまいます。
そんな人には、ペーパーパレットを他のもので代用するのがオススメです。
個人的なおすすめは、クリアホルダーです。
他にも牛乳パックなど、工夫すれば色々と使うことができます。
ペーパーパレットの代用品は他の記事でも描いていますので、
気になる方はこちらからどうぞ👇
まとめ
油絵のパレットの洗い方や、お手入れ方法について、紹介していきました。
振り返りますと、
・油絵パレットは、洗っても洗わなくても大丈夫。
・パレットに出した油絵の具は2日ぐらいは使える。
・油絵の具の長期保存は、ラップをして冷蔵庫絵
・面倒臭がりさんには、ペーパーパレットがおすすめ
でした。
あなたにあったパレットの使い方を見つけてみてくださいね!
また、別の記事で。
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