絵描きのふじゆうです。
今回の記事は、光の描き方・知識・方向について、
書いていきたいと思います。
光の方向でモノに与える印象って結構変わりますよね。
同じモノでも、光の質と向きにより
見え方や雰囲気が変わってきます。
いろいろなライティングを知っておくと、
自分の意図した方向の絵を描くことができるんじゃないかと思っています。
と言うことで、光の方向の例を挙げて、
モノがどうゆうふうに見えるのかの例を挙げながら
説明していこうと思います。
では、やって行きましょー
👇光の知識は、こちらでも挙げているので、興味ある方はどうぞ。
目次
光の描き方、知識➊ 手前からの光 (フロントライティング)
手前からの光は、フォルムや質感を際立たせる効果は、あまり無いです。
光が真正面から当たっているので、モノの影が隠れてしまいほとんど見えないです。
なので、立体的に見せるのにはあまり向きません。
フロントライティングは影がほとんどできない
また、手前からの柔らかい光は、影が見えないので人の顔などの写真を撮るときは
シワなどが見えにくくなるので、顔を若く見せたい時などにも使えます。
この照明は、洗面台のライトの当たり方がこの場合が多いです。
強い光を当てた時は光が直接手前に跳ね返ってくるので、
部分的に白色に飛んでしまうので、その点は注意が必要です。
その他、商品のパッケージ写真などにもよく使われています。
無駄な陰影が少なく、商品の説明すると言う事に向いているからだと思います。
光の描き方、知識➋ 横からの光 (サイドライティング)
横からの光は、形とテクスチャを際立たせるので立体感が出しやすいです。
また、横やナナメに光が落ちるので、コントラストが強い画面になりやすいです。
基本的には、この光の方向の絵がモチーフを際立たせるので良いです。
影もしっかり写り込んでくるので、簡単に言うと絵としてばえる写真になります。
描きやすくて、デッサンのモチーフにも向いている
描きやすさとしても描きやすいので、
デッサンのモチーフとして選ぶ場合などにも最適です。
やはり、影がものにできたり、地面に影が映っていると、
そのモチーフの存在感(そのにある感)がぐっと増します。
是非描いてみてください。
光の描き方、知識➌ 逆光 (バックライティング)
逆光は、物の反対側に光があるライティングです。
シルエット状で真っ黒になる
物は、シルエット状に真っ黒になることが多いです。
印象としては、ドラマチックな感じになります。
そして、光の当たり方に角度が付くと、
物の周りだけ明るくなるような光の当たり方になります。👇
物などの周りにできる光(リムライト)
👆この光の枠取りのことをリムライトと言います。
また、画面上には陰影が多く含まれます。
透明なものや、半透明のものなどは、美しいディテールを見せられるのでおすすめです。
また、逆光は私は個人的に非常に好きで、
暗い部分の隣に非常に明るい部分ができるので、
見応えというか描いていて気持ちの良いコントラストになります。
金属などもこのような明暗差になるのですが、効果的に似た部分がると思います。
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光の描き方、知識❹ 真上からの光 (トップライティング)
夏場の真昼間や舞台の照明のようなライティングです。
絵の中ではあまり使われること無いです。
印象としては、ミステリアスな感じになります。
夜などでこの光の方向の場合、人物などは眉の下が真っ黒になります。
印象は不安感を出すようなイメージになります。
光の描き方、知識❺ 下からの光 (アンダーライティング)
この光の当たり方は、日常生活の中では滅多にありません。
アンダーライティングは、非現実的
夜に人を怖がらせるために懐中電灯を下からあてて遊んだ経験があるのでは無いでしょうか?
他には、部屋の間接照明や、
夜のライトアップで木などを下から照らしたものなどたまに見かけますね。
下からの光は、普段見慣れている光の方向と逆になるので、特に違和感を感じやすいです。
あえて、この光の当て方をする事によって、
予想していなかったような効果も期待できるので試してみるのもいいのでは無いでしょうか。
例えば、本来光を放たない地面側から光を発行させると幻想的な雰囲気を演出できますよ。
まとめ (光の描き方や知識)
というわけで、光の方向によると特徴の違いなどを紹介していきました。
基本的に野外では横からの光の当たり方になる場合が多いです。
今回紹介したように光の当てかただけでも、いろいろな印象に変えることができます。
実際にこのような光の当たりかたをしていなくても、光源を意図的に増やして
絵の印象を操作することもできます。
こう言うところも考えて、絵を描くのも面白いのではないでしょうか。
絵を描く際のヒントになれば幸いです。
また別の記事で。
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