皆さん、こんんにちは!
絵描きのふじゆうです。
油絵の具のメーカーって、どこの物を使うか迷ったりします?
基本的には国産のメーカの物を使ったほうが、
入手もしやすく表記も日本語なのでとっつきやすいですが、
海外の物を使うという選択肢もあります。
国産の絵の具の紹介記事でも言ったんですが、
自分が使いたいものを使うのが一番だと思います。
あなたの油絵の具選びの参考にしてもらえれば嬉しいです。
と言うことで、海外の油絵の具のメーカーの種類と値段、おすすめ等、
紹介していきたいと思います。
ではやっていきましょー
👇国産の油絵の具はこちらで紹介しています。
目次
海外の油絵の具メーカー概要
海外の油絵の具メーカー➊ ウィンザー&ニュートン
ウィンザー&ニュートンは、1832年に創立されたイギリスロンドンのメーカーです。
科学者ウィリアム・ウィンザーと
アーティスト のヘンリー・ニュートンにより作られたので、
このようなメーカー名になっています。
絵具や筆を販売しています。
個人的に海外のアーティストが使っているイメージがあって、なんかかっこいいです。
ロゴのケロべロス?がかわいくもあります。
海外の油絵の具メーカー➋ ターレンス
オランダの画材メーカー「Royal Talens」がもともとで、
日本では、ターレンスジャパンが日本における販売会社です。
画材を中心に販売されています。
ヴァンゴッホとか、レンブラントとか画家の名前を商品名に付けたりしてます。
海外の油絵の具メーカー➌ マイメリ
マイメリは、ジアンニ・マイメリによって1923年に創業されたイタリアの画材メーカーです。
彼は画家でもあったようです。
マイメリは、油絵具に油と顔料以外の添加物を入れないという理念を持っています。
「ピューロ」「アーティスティ」「クラシコ」の3種類の油絵の具があります。
海外の油絵の具メーカー❹ シュミンケ
シュミンケは、ヘルマン シュミンケとヨセフ ホラダムの二人によって1881年に創業されています。
ドイツのトップ絵具メーカーの地位だった時期もあるようです。
ヨーロッパでは最高品質とされるホラダム透明水彩絵具を作った会社でもあります。
ロゴがフクロウのイラストのような感じでかっこいいですね。
海外の油絵の具メーカー❺ セヌリエ
「セヌリエ」は、1887年にギュスタブ・セヌリエによって創業されたフランスの画材メーカーです。
芸術の都パリの中でも、ルーブル美術館やオルセー美術館などの近くに店を構えています。
印象派が輝いていた時代から、多くの芸術家を支え続けているメーカーです。
海外の油絵の具メーカー❻ ルフラン&ブルジョア
ルフラン&ブルジョアは1720年に創業されたフランスのメーカーです。
チューブ入りの絵具を世界で始めて販売したメーカーでもあります。
シャルダン、ミレー、ピカソ、マティスなど、著名な画家たちが愛用していました。
メディウム類も多く販売しています。
私もポピーオイルは、ルフラン&ブルジョアのモノを使っています。
それと、この油絵の具だけなぜか持っています。
あまり日本語でのこのメーカーの情報はあまり転がってないですね。
マニアックなのかもしれません。
ウィンザー&ニュートンの油絵の具の種類と特徴
ウィンザー&ニュートンは、「アーティス(全116色)」だけのようです。
「ウィントン」という商品名がありますが、こちらは200mlチューブの大作用です。
国内メーカーだと、20mlチューブが一般的なのですが、
ウィンザー&ニュートンは、21mlチューブになっています。
次に大きいのが37mlチューブになります。
値段は、クサカベなどの1.5倍ですね。
もっと高いイメージでした。
品質の割に安いんじゃないでしょうか。
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ターレンスの油絵の具の種類と特徴
ターレンスは、
「ヴァンゴッホ(全66色)」と「レンブラント(全122色)」「ターレンス(習作用)」
の3種類があります。
ターレンスの油絵の具➊ ヴァンゴッホ(全66色)
こちらの方が、スタンダードな商品的な位置づけになります。
20mlチューブからあります。
値段は、ほぼ国産メーカーと変わりません。
ターレンスの油絵の具➋ レンブラント(全122色)
レンブラントは、15mlチューブが最小サイズです。
リンシードオイルで練られていて、一部のホワイトは、
サフラワーオイルが使われ黄変しづらくしてあります。
国産の1.5倍ぐらいです。
15mlチューブの値段なので、少し高いですね。
ターレンスの油絵の具➌ ターレンス(習作用)
こちらは、セット販売の安いものになります。
マイメリの油絵の具の種類と特徴
「ピューロ」「アーティスティ」「クラシコ」の3種類の油絵の具があります。
「クラシコ(全77色)」「アーティスティ(全98色)」「ピューロ(83色)」
の順番で高くなります。
ただし、ピューロだけ40mlチューブからしかありません。
マイメリの油絵の具➊ クラシコ(全77色)
国産より、1.2倍ぐらい高い印象です。誤差ですね。
ワックス、添加剤は含まれておらず、混色も自由です。
希釈にはサンフラワーオイル推薦と記載があります。
マイメリの油絵の具➋ アーティスティ(全102色)
値段は国産の2倍ぐらいです。
稀少性の高い天然顔料だったり、安全面などで、いろいろと改良されているようです。
マイメリの油絵の具➌ ピューロ(83色)
一言でいうと高いです。
最小チューブ40mlのバーントシェンナが1401円とかでした。
国産のバーントシェンナ20mlが、385円なので、2倍ですね。
問うことは、ピューロはアーティスティはあまり値段変わらないことになりますね。
一応、ピューロが最高品質の商品なので、買うならピューロでしょうか。
シュミンケの油絵の具の種類と特徴
シュミンケは、1個だけです。
シュミンケの油絵の具➊ ムッシーニ天然樹脂油絵具(全101色)
ダンマル樹脂が絵の具チューブに含まれているようです。
普通は、ダンマル樹脂はペインティングオイルに含まれてるんですが珍しいですね。
15mlチューブが最小で、大きいサイズは35mLになっています。
お値段は非常に高いです。
15mlバーントシェンナが1128円です。
ざっと国産の3倍以上ですね。
コバルトバイオレットがなんと15mlで7412円でした。
高い、高すぎる・・・。
セヌリエの油絵の具の種類と特徴
セヌリエも1個だけです。
エクストラファイン(全144色)があります。
セヌリエの油絵の具 エクストラファイン(全144色)
海外産では、一番色数が多いですね。
価格表は、PDFファイル見つけたので貼っておきます。
http://www.matsuda-colour.co.jp/pdf/sennelier_oc_price2023.pdf
40mLチューブが最小のようです。
ちなみに、世界堂で取り扱いがありません。
日本では使ってる人もほとんどいないんじゃないでしょうか。
ルフラン&ブルジョアの油絵の具の種類と特徴
ルフランはも1個だけです。
エキストラ ファイン オイルカラー(全120色)があります。
ルフラン&ブルジョアの油絵の具 エキストラ ファイン オイルカラー(全120色)
2018年5月にパッケージや内容物などリニューアルされました。
旧デザインのものをいくつか私は持っています。
誕生日か何かの時にごっそり奮発しちゃいました。
クサカベの絵の具と比べると、オイルが多めに入っており伸びが良いです。
発色もすごくきれいです。
難点は、勿体無くて気軽に使えない所でしょうか(^^;
メーカによる油絵の具の値段の違い
今回紹介した絵の具の値段を比べてみます。
世界堂の割引後の価格で比較していきたいと思います。
絵の具は、バーントシェンナとコバルトヴァイオレットで比較です。
セヌリエだけ取り扱いがないので、除外します。
ウィンザー&ニュートン(21ml)の値段
バーントシェンナ516円
コバルトヴァイオレット2387円
ターレンス 「ヴァンゴッホ」の値段
バーントシェンナ339円
コバルトヴァイオレットなし
ターレンス 「レンブラント15ml」の値段
バーントシェンナ578円
コバルトヴァイオレット1925円
マイメリ「ピューロ40ml」の値段
バーントシェンナ1401円
コバルトヴァイオレットディープ7370円
※ディープしかなかったです。
マイメリ「アーティスティ」の値段
バーントシェンナ664円
コバルトヴァイオレットディープ2064円
マイメリ「クラシコ」の値段
バーントシェンナ406円
コバルトヴァイオレット(ヒュー)406円
※ヒューしかありませんでした。
シュミンケ(15ml)の値段
バーントシェンナ1128円
コバルトヴァイオレット7412円
ルフラン&ブルジョアの値段
バーントシェンナ647円
コバルトヴァイオレット3050円
日本で買った場合はこんな感じですね。
バーントシェンナが一番高いのがシュミンケ
コバルトヴァイオレットが一番高いのも、シュミンケ
バーントシェンナなんて、元は土ですけどね。
どう加工したら、そんな値段になるんでしょうか(^^;
安いのは、ターレンス 「ヴァンゴッホ」でした。
なんと国産より安いです。
とは言えど、ターレンスジャパンが販売しているので、
日本製のようなモノですが。
海外で買うとまたやすかったり高かったりあるかと思います。
まとめ
と言うことで、つらつらと書いていきました。
海外メーカーの油絵の具を使ってみたいそこのあなたのなにか参考になりましたか?
海外産も、ネット通販があるので、入手はできますし、
気になったものがあれば、使ってみてくださいね。
なんかお洒落な雰囲気を味わえるかもしれませんよ。
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。
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