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油絵の具の落とし方を解説!服や時間のたったパレットの汚れ

 

ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんんにちは
絵描きのふじゆうです。

 

絵を描く時は絵の具が付いても大丈夫な格好をしたほうが良いですが、

どうしても、服についてしまうことってありますよね。

そういう時どうしていますか?

私の場合はエプロンを付けて基本的にやるんですが、

服の袖につけてしまったりしちゃうんですよね。

時間がたった油絵の具は、特に大変です。

部屋着とかだったら良いのですけど、外でも使う服ならそうもいきませんよね。

ということで、今回は、油絵の具の落とし方などについて書いていきたいと思います。

 

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服に付いた油絵の具の落とし方

 

服に付いた油絵の具の落とし方➊ 固形石鹸を使う

油は油で落とすと言われますよね。

石鹸も油です。

 

①油絵の具をキッチンペーパなどで広がらないように拭き取る

まず服に油絵の具が付いてしまった場合についてです。

まずべっとりと付いてる油絵の具を広がらないように

キッチンペーパーや、ティッシュなどでふき取ります。

 

②固形石鹸を油絵の具の所の付けてなじませる。

次に、洗剤を用意するのですが、服の場合は固形石鹸が一番良いです。

なぜかというと、一番服の繊維が傷みづらいのと、良く落ちるからです。

石鹸のおすすめは、「ウタマロ」です。

石鹸がないという場合は、ボディーソープなどでも良いでしょう

 

③歯ブラシなどで擦る

次に歯ブラシなどで擦ります。

汚れが広がるのが少しでも抑えるためには、裏に当て布をすると良いです。

奇麗に夏たら、洗濯機に放り込みます。

 

 

乾いた油絵の具の落とし方➋ 除光液を使う

乾いた油絵の具、時間がたった油絵の具には除光液が効果的です。

女性の場合は、マニュキュアとかの除光液だったり持っていませんか?

まず、除光液を乾いた油絵の具が付いた部分に付けます。

そして、下に要らないタオルを引きます。

そして、麺棒でたたくようにして油絵の具を下のタオルに落とし込みます。

下のタオルが汚れてきたら、奇麗な場所にずらします。

これを繰り返しなが徐々に落としていきます。

ある程度落ちたら、洗濯機に放り込みましょう。

 

 

服に付いた油絵の具の落とし方➌ 食器洗い用洗剤を使う

食器洗い用洗剤も油絵の具を落とすのに効果的です。

乾ききっていない油絵の具は問題なく落とすことができます。

どの家庭にもあると思いますので、その点も良いですね。

 

服に付いた油絵の具の落とし方❹ 筆洗油を使う

筆洗油(ブラシクリーナー)は、油絵を描く人なら必ず持っていると思います。

こちらは、油絵の具を落とす専用のものですので、当然よく落ちます。

ブラシクリーナーデラックスと言うのがクサカベから発売されているのですが、

こちらはさらに洗浄能力が高いです。

 

服に着いた油絵の具を落とすときの注意点

強い洗剤を使う場合は服の色が落ちてしまうことがあります。

まずは石鹸など服にダメージを与えづらい物から試し、

その後に強い洗剤を試すようにしましょう。

 

 

 

手や肌に付いた油絵の具の落とし方

手や肌に付いた油絵の具の場合は、普通に石鹸や食器洗い用洗剤を使うのがオススメです。

服に着いた場合と同じようにまずはある程度ティッシュなどで拭き取ります。

後は、いつも通り手を洗うだけです。

油絵は乾燥が遅いので、基本的に簡単に落ちると思います。

 

 

キャンバスの油絵の具の落とし方

油絵の具

キャンバスに付いた油絵の具の落とし方➊ ティッシュを使う

次にキャンバスについた油絵の具の落とし方についてです。

あまり落とすということはしないと思いますので、

はみ出してしまった場合の部分修正の方法を紹介したいと思います。

 

テレピンとティッシュ

部分的に消したい場合は、テレピンティッシュを使用します。

まず、ティッシュを2回折ります。

そしてその角にテレピンを付けて拭き取ります。

 

もっと細かいところを落としたい場合は、ティッシュの先をもっと尖らせると良いでしょう。

テレピンとティッシュ2

 

キャンバスの油絵の具を落とすときの注意点

注意点なのですが、間違ってもブラシクリーナーは使用しないでください。

ブラシクリーナーは、筆を洗うものなので、キャンバスの画面を壊してしまう原因になります。

 

 

筆に付いた油絵の具の落とし方

油絵の具

筆については、2パターン紹介したいと思います。

筆を一度洗って、もう一度その筆を使いたい場合と、

最後の筆の片付けについてです。

 

絵を描いてる途中で、筆の油絵の具を一度落としたい場合

油絵

➊キッチンペーパーで筆の油絵の具を拭き取ります。

➋そして次に、ブラシクリーナーで筆を洗います。

➌ブラシクリーナーがついた筆をもう一度キッチンペーパーで拭き取ります。

❹次にテレピンに付けて筆を洗います。

この状態までなったら、いつも通り、再使用しましょう。

 

絵を描き終えて片付けの場合の油絵の具の落とし方

➊筆の油絵の具をキッチンペーパーで拭き取る。

➋筆を筆洗機のブラシクリーナーで洗う。

➌ブラシクリーナーを拭き取り、洗面所へ

❹食器洗い用洗剤を手に出して、筆を縁を描くように掌にこすりつけながら洗う

 

※大きい筆の場合は筆の毛の根本なかなか落ちないので、

その場合は、筆をさかさまにして水道の蛇口に当てると落ちやすいです。

やりすぎは筆が痛むので注意です。

 

 

木製パレットの油絵の具の落とし方

 

パレットに付いた油絵の具の落とし方

パレット

➊パレットの油絵の具をキッチンペーパーで拭き取る。

➋パレットにテレピンを付けて、キッチンペーパーでこする。

➌最後にリンシードオイルをかけて塗り伸ばしておきます。
以上です。

※リンシードオイルを塗る理由は、パレットに薄いオイルの層ができて、

次の掃除を楽にするためです。

 

時間がたったパレットの油絵の具の落とし方

時間のたった油絵の具はまず、ナイフやカッターで固まった油絵の具を削り落とします。

そして、ストリッパーという、油絵具剥離剤を使用します。
(「後片づけ用筆洗液 アプト」という物もあるのですがこちらも同じように利用できます)

こちらをパレットに垂らして、しばらく置きます。

パレットナイフでこすります。
※1回で落ち切らない場合は何回かに分けて掃除すると良いでしょう。

にリンシードオイルをかけて塗り伸ばしておきます。
以上です。

 

パレットの油絵の具を落とすときの注意点

注意点ですが、固まった油絵具は、ヤスリなど削るのはやめておいたほうが良いです。

なぜかというと油絵の具は有毒なものがあり(シルバーホワイトなど)、

粉末になったものを吸い込んでしまうと危険だからです。

 

木製パレットは、紙パレットに比べて掃除が面倒臭いのですが、

使い込んでいくと風合いが出てきて、いい感じの風合いになってくるので、

道具フェチの方はにおすすめですよ!

 

 

床に付いた油絵の具の落とし方

床に付いた油絵の具合、パレットについた油絵の具の落とし方と同じように落とすことができます。

まず、油絵の具が盛り上がるほど、付いている場合は、カッターなどで傷ります。

そして、乾いた油絵の具の場合はストリッパーをたらします。

 

 

油絵の具やチューブの捨て方

油絵の具チューブ

次に油絵の具の捨て方です。

油絵の具の中身は、地域にもよりますが基本的に燃えるゴミで大丈夫です。

使い終わった油絵具チューブの場合は、

フタは、プラスチックゴミで、

チューブ本体は金属なので、不燃ごみまたは金属ゴミになります。

 

また、フタ固まって使えなくなった油絵の具チューブは、

フタの反対側の折り返しを解いて、中身を出してから捨てましょう。

 

 

油絵の具の開かないフタはどうする?

 

フタが固まって開かなくなってししまったフタの開け方について紹介します。

 

油絵の具チューブのフタの開け方➊ ゴム手袋を付ける

ゴム手袋

素手で開けようとして、手が滑ってしまう場合や力がない場合は有効です。

意外とこれで開く場合が多いです。

 

油絵の具のフタの開け方➋ ペンチを使う

フライヤー

ラジオペンチでもいいのですが、

フライヤーが力が入りやすいので良いでしょう。

 

また、チューブのフタだけでなく、

身の周りの何かのフタや油壷などのフタにも有効なので試してみてくださいね。

 

少しでもフタを開かなくなることを防ぐ方法

油絵の具セット

フタを空けて使用した後に、

絵の具がフタやねじ山につかないようにフタを締めましょう。

 

また、何年も使用しない場合は、一度全部の絵の具チューブを取り外して、

フタの絵の具を拭き取ったり、ねじ山をきれいにしておくと良いでしょう。

 

まとめ

コーヒー

今回は、油絵の具の落とし方、捨て方、フタの開け方について解説していきました。

何はともあれ、汚れないように絵を描くことや、

チューブの開け閉めに少しでも意識することで

防げることもあると思いますので、頭の片隅に置いておくとよいかもしれませね。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また、他の記事で。