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油絵と水彩画の違いは何?おすすめの絵の具は?【アクリル】

絵の具

 

皆さんこんちは

絵描きのふじゆうです。

 

皆さんは何を使って絵を描いていますか?

私は油絵を描いていますので、何がおすすめかと言われたら油絵をお勧めしてしまうんですが、

それでは芸がないですもんね。

それぞれの画材の特徴を知れば、

あなたがどの画材に向いているかどうかが見えてくるんじゃないでしょうか?

実は私も絵画教室に通っていたときデッサンをやっていたんですが、

途中から自由制作に切り替えるタイミングがあり、

油絵か?アクリルか?水彩か?ですごく悩みました。

悩んだ末、油絵にしてそれから今も油絵を描き続けています。

その経験も踏まえて、それぞれの絵具の特徴と絵具に向いている人を紹介していきたいと思います。

この記事が絵具選びの参考になれば、幸いです。

 

それではやっていきましょう

 

 

油絵の具の長所と短所。おすすめな人は?

油絵

油絵の具の長所➊ 長い歴史がある

まずは、油絵の具です。

油絵の長所と言えば何といっても、長い歴史があるということとです。

長所と言っていいのかは、わかりませんが、約600年前から描かれているといわれています。

そんな昔から描かれているということを聞くだけでも、

レトロなものが好きな人には何か感じるモノがありませんか?

また今回紹介する絵の具の中では、一番長持ちする絵の具になります。

自分の描いた絵が自分が死んだ後に何百年も残っていくと思うとロマンがあります。

油絵の具の長所➋ 乾くのに時間が掛かる

2つ目の長所として、乾くのに時間が掛かるということです。

これは短所でもあるのですが、長所の部分が大きいと私は考えます。

乾くのが遅い分、じっくり描くことができて焦らずゆっくりと落ち着いて描くことができます。

また、間違えて塗ってしまった場合に乾くのが遅いのでやり直しがしやすいです。

他に、乾くのが遅いのでグラデーションやぼかしなどの表現は難しくありません。

そういった意味でも初心者には向いているといえます。

また、良い意味で雑に描いても、絵になりやすいです。

その他、油絵は何層も重ねて長い時間をかけて描きますので、

作者の魂が絵にも宿りやすいように思います。

何か重苦しいというか重圧感というかそういったものは、

今回紹介する3つの中では圧倒的だと思います。

まさに絵画!芸術!みたいなイメージでしょうか?

 

油絵の具の長所➌ 色の奇麗さ

3つ目の油絵の具の長所と言えば、何といっても色の奇麗さじゃないでしょうか?

私が初めて絵の具を出したときは色の奇麗さに感動したものです。

発色の良さと、透明感と深みがあります。

透明色を何層も重ねていった時の何とも言えない色の奇麗さと深みは惚れ惚れします。

語彙力がないので、うまく言えませんが、ほんとに良い色を出してくれます。

また、乾燥した際に元の色からの変化がほとんどないので扱いやすいです。

 

油絵の具の短所➊ 乾くのが遅い

次に短所です。

何といっても一番の短所は乾くのが遅いということです。

上記でも書きましたが、長所でもあるのですが短所でもあります。

絵の具の色によっても乾く時間が違うのですが、

およそ3日~7日ぐらいは置かないとある程度乾いてくれません。

3日ぐらい置けば、半乾きになるので、描いていくことはできます。

私の場合は、これくらいの半乾きで書き足していくのが描きやすくて好きです。

また、グレーズなどの技法を使う場合は、

最低でも1週間以上は置いた上に描いていったほうがいいでしょう。

乾ききっていないと、上から絵の具を載せた時、

下の絵具が溶けて汚くなってしまう場合があります。

他には、乾くのが遅い分、早く描き進めていくことができません。

乾かないうちにどんどん描いていくと色が混ざつて汚くなってしまいがちです。

そういった意味では注意が必要です。

油絵の具の短所➋ 匂いが気になる

2つ目の短所としては、匂いがきついです。

特にテレピンがすごく臭いです。

人によつては、気分が悪くなるようです。

鼻につーんとくるというか、酸っぱいようなシンナーみたいな匂いがします。

気になる方は、匂いが軽減されているものがあるようなのでそちらを試してみるといいでしょう。

因みに私は、そんなに嫌いな匂いではありません。

ある意味アロマっぽいというか落ち着く匂いです。

実家に帰ってきたような安心感があります・・・。

こんな人はめったにいないと思うの参考にはしないでください(笑

 

油絵の具の短所➌ 片付けが面倒くさい

3つ目の短所は、片付けが面倒くさいです。

他の画材に比べて、道具が多くなりがちです。

また、オイルを使いますので、筆の絵の具を落とす際も時間が掛かってしまいます。

パレットも木製のパレットを使っている場合は、少々面倒です。

パレットは紙パレットを使ったほうが片付けは楽でしょう。

筆やパレットを洗わずに数日放置すると、ガッチガチに固まってしまいます。

パレットは、最悪絵の具を削り落とせばば良いのですが、筆はそうもいきません。

高級筆などは、特に注意しましょう。

 

その他の短所として、

混色制限があること描く支持体が限られる事黄変しやすい

という特徴があります。

今回は長くなりますので、省きますね。

 

油絵の具に向いている人は?

●ゆっくりじっくりと描きたい人

●短気でない人

●歴史にロマンを感じる人(笑

●道具フェチな人

●深みのある絵を描きたい人

●リアルな絵を描きたい人

●道具代にお金が掛かってもいい人

 

そんな人に向いているんじゃないでしょうか?

 

アクリル絵の具の長所と短所。おすすめな人は?

アクリル絵の具

次にアクリル絵の具についてです。

アクリル絵の具の長所➊ 乾くのが早い

クリル絵の具の特徴としては、何といっても乾くのが早いです。

水彩絵の具と同じぐらいのスピードで乾いてくれます。

ですので、どんどん描き進めていくことが可能です。

乾くのが早いので、グラデーションを作ることやぼかしは少し難しくなってきます。

 

アクリル絵の具の長所➋ いろいろな作風ができる

2つ目の長所としては、いろいろな作風ができることです。

水を多目で描けば水彩ぽく描くことができるし、

メディウムなどを利用して油絵の具に近い表現もできます。

比較的新しい絵の具で歴史は100年ほどしかありませんが、

その分さまざまなメディウムのラインナップがありますので、

多彩な表現が可能です。

 

アクリル絵の具の長所➌ いろんな支持体に描ける

3つ目の長所としては、色々な支持体に描けるということです。

例を挙げると、

キャンバス、木の板、プラスチック、金属類、石、発砲スチロール、布、ガラスなどです。

色々なものに描けてしまうので、

お家にあるものに色を塗ってアレンジしてみたりすると楽しいかもしれませんね。

 

アクリル絵の具の短所➊ 乾燥が早い

次に短所です。

乾燥が早いことです。

乾燥が早いのは長所ですが、短所にもなります。

アクリル絵の具を付けた筆をそのまま放置してしまうと、

ガチガチになってしまいます。

都度水につけておいたほうが良いでしょう。

 

アクリル絵の具の短所➋ 油絵に比べると長持ちしない

2つ目の短所は、
油絵に比べて長持ちしないです。

ですが、歴史が浅いため実証されていない分、

正確なことはまだわかっていないんじゃないでしょうか?

ですが、一般的には油絵の方が長持ちするといわれています。

 

アクリル絵の具の短所➌ 乾くと色が濃ゆくなる

3つ目の短所は、乾くと色が濃くなる。

乾くと色が少し暗い感じになります。

なので気持ち明るめの色を使っておいたほうが良いです。

全体的に短所は少なく非常に扱いやすい絵の具かと思います。

 

 

アクリル絵の具が向いている人は?

●早く描き進めたい人

●短気な人

●現代アート風な作品が描きたい人

●水彩風にも油絵風にも描いてみたい人

●マッドな質感が好きな人

●いろんなものに描きたい人

●そんな人に向いているんじゃないでしょうか。

 

 

水彩絵の具の長所と短所。おすすめな人は?

水彩絵の具

水彩絵の具の長所➊ 透明

1番の長所は、透明なことでしょうか。

水の分量を多く使いますし、

顔料に対して、メディウムの量が多いようです。

暗い色を使わない限り、透明感のあるふわっとした表現になりやすいです。

また、透明なので紙の下地の色、素材感を生かすことができます。

 

水彩絵の具の長所➋ 乾いた後も水に溶ける

2番目の長所は、乾いた後も水に溶けるです。

パレットに出して固まった絵の具をそのまままた使うことができます。

そのため、片付けも簡単です。

手軽に始められて、さらっとやめられます。

 

水彩絵の具の長所➌ にじみの表現

3つ目の長所は、にじみを生かした様々な表現ができる。

油絵などにはできな独特なにじみは水彩の良いところではないでしょうか。

 

水彩絵の具の短所➊ ムラなく塗るのが難しい

短所は、水を多く使うのムラなく塗ることが難しいです。

油絵の具もムラなく塗るのは少し難しいです。

ムラなく塗る場合はアクリル絵の具が向いています。

 

水彩絵の具の短所➋ リアルな表現には向かない

2つ目の短所は、リアルな表現には向かない事です。

水を多く使用することやグラデーションなどの表現やにじみをうまく表現するのが難しいです。

立体的表現やある程度写実的な絵を描く場合は、熟練した腕が必要だと思います。

 

水彩絵の具の短所➌ 実は上級者向け

3つ目の短所としては、極めるのは難しい上級者向けの絵の具だということです。

個人的に今回紹介する中では、

一番使ったことがある人の多い絵の具なのですが扱いは一番難しいです。

一度描いたところは、奇麗に消せませんし、

にじみやぼかしのコントロールも難しく、乾いた時の色の変化も激しいです。

ぼ一発描きみたいなものだと思っていたほうが良いでしょう。

 

 

今回は紹介していませんが、日本画も水彩に近く難しい画材だと思います。

話がそれますが、個人的に日本画の色彩はすごく好きです。

 

水彩画が向いている人は?

●水彩の薄い表現が好きな人

●下地を生かしたい人

●完成を急ぐ人

●にじみによる偶然性を楽しみたい人

●手軽に始めてみたい人(金銭的にも)

●片付けがめんどくさいと思う人

 

そんな人に向いているんじゃないでしょうか。

 

 

まとめ

絵の具

長くなってしまうので、油絵の項目だけ下記にまとめます。

油絵の長所

油絵には600年近くの歴史がある。絵が長持ちする。

乾くのが遅い分、じっくり描くことができて焦らずゆっくりと落ち着いて描くことができる。

実は、初心者にはお勧め、描き直しが容易

乾燥した際に元の色からの変化がほとんどない

油絵の短所

乾くのが遅い

匂いがきつい

片付けが面倒くさい

混色制限がある

描く支持体が限られる事

黄変しやすい

油絵の具に向いている人は?

●ゆっくりじっくりと描きたい人

●短気でない人

●歴史にロマンを感じる人(笑

●道具フェチな人

●深みのある絵を描きたい人

●リアルな絵を描きたい人

●道具代にお金が掛かってもいい人

 

でした。

絵の具の特徴やメリット、デメリットがわかった分、

使ってみたい絵の具が見えてきたんじゃないでしょうか?

絵の具の特徴を生かして、ぜひご自身の表現で描いてみてくださいね。

 

以上!

ふじゆうでした。

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