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油絵で静物画を描く時のコツ10選!おすすめのモチーフの選び方は?

ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

 

静物画ってわかりますか?

生物画ではないですよー。

静物画って、風景画を描く時のポイントと少し似ています。

感覚的には、風景画の近景を描く感じでしょうか。

 

個人的には、風景画より少し難しいかなぁと言う印象です。

なぜなら、近くで良く観える物なので、

ごまかしがきかない部分はあると思います。

意外とデッサン力が問われる部分も多いです。

 

そんな静物画ですが、

いくつかコツを紹介していきたいと思います。

 

それでは、やって行きましょー

 

 

静物画とは?

静物画は、物体や対象を描いた絵画の一種です。

対象となる物体は、生き物であったり、日常的な品物であったり、

花や果物などの自然の要素であったりします。

静物画は、対象の形状、質感、色彩、光と影の表現などを通じて、

美しさや感情を伝えることができます。

 

静物画は、絵画の中でも比較的描きやすいジャンルです。

なぜなら、対象は静止しているため、描きたい形を長く観察し、

細部を描写する時間を確保できるからです

また、自分のスタイルやアレンジを加えることも容易であり、

創造力や表現力を発揮する良い機会となります。

 

静物画を描く際には、対象の形状や質感を正確に捉え、

また、光と影の効果を適切に描くことで、

対象の立体感や深さを表現することができます。

 

初心者の場合でも、基本的な技術とコツを抑えれば、

魅力的に描くことは可能です。

継続的な練習と観察力の養成を通じて、

静物画の魅力を探求してみてください。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ➊光の方向を意識する。

油絵で静物画を描く際には、光の方向を意識することが重要です。

光の方向が適切に表現されると、絵画に立体感や深みが生まれ、

対象の質感や形状がよりリアルに描かれます。

 

まず、対象にどの方向から光が当たっているのかを確認しましょう。

光の方向によって、影の位置や濃淡の変化が異なるため、

観察力を養うことが大切です。

光源がどの位置にあるのかを想像し、

それに基づいて絵画に光と影を表現しましょう。

 

光が対象に当たる部分は明るく、反対側や隠れた部分は影になります。

明暗のコントラストを意識して、

光と影の境界線をなめらかに描くことがポイントです。

油絵の特性を生かして、絵具を重ね塗りすることで、

陰影の豊かさや光の柔らかさを表現することができます。

 

また、光の反射や屈折も忘れずに考慮しましょう。

対象の表面の質感や素材によって、

光が反射したり屈折したりすることがあります。

 

例えば、ガラスや金属のような光沢のある対象では、

周囲の風景や他の物体が反射されることがあります。

このような光の特性を描写することで、

絵画にリアリティと魅力が加わります。

 

光の方向を意識しながら静物画を描くことで、

対象の立体感や質感をより鮮明に表現することができます。

綿密な観察と油絵のテクニックを組み合わせて、

光と影を巧みに描き出しましょう。

 

光の表現は絵画に奥行きと生命を与える要素ですので、

自身の作品に深みと魅力を与えるためにも、

光の方向に敏感になり、練習を重ねてみてください。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ➋質感の違うモチーフを選ぶ

油絵で静物画を描く際に、質感の違うモチーフを選ぶことは、

絵画に深みと魅力を与える重要な要素です。

異なる質感を持つ対象を組み合わせることで、

絵画に触感や光沢、質感のリアリティを表現することができます。

 

質感の違うモチーフを選ぶことにより、

絵画がより興味深くなります。

木の質感や石の質感、毛皮の柔らかさ、ガラスの透明感など、

さまざまな質感を持つ対象を配置することで、

絵画が立体的で生き生きとした印象を与えます。

 

異なる質感の対象を配置することで、絵画にバランスや対比も生まれます。

柔らかい質感と硬い質感、

粗い質感と滑らかな質感を組み合わせることで、

絵画にダイナミックになり、魅力も増します。

 

質感の違いによっても対象の形状や光の反射が異なるため、

光の方向や光と影の表現との関係にも注目しましょう。

 

質感の違うモチーフを選ぶことは、

油絵で静物画を描く上での重要なテクニックです。

異なる質感を持つ対象を組み合わせ、

豊かな表現力を追求してみましょう。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ➌モチーフの大きさに差をつける。

モチーフの大きさを変化させることで、

絵画の視覚的な魅力とバランスを引き立たせることができます。

 

モチーフの大きさに差をつけることで、

絵画にダイナミックさもも加わります。

 

大きなモチーフが存在することで、

絵画に力強さや存在感が生まれます。

 

一方、小さなモチーフは細部や繊細な表現に適しており、

絵画に繊細さや繊細な美しさを表現できます。

 

モチーフの大きさに差をつける際には、

絵画のバランスや配置にも注意が必要です。

大きなモチーフが画面を占めすぎないようにし、

小さなモチーフも存在感を保つように調整することが重要です。

バランスのとれた配置によって、絵画全体の調和と統一感が生まれます。

 

モチーフの大きさに差をつけることは、

油絵で静物画を描く上での重要なテクニックです。

 

モチーフの大きさを工夫することで、

絵画の魅力をさらに引き出すことができます。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❹距離感に差をつける

油絵で静物画を描く際に、モチーフの距離感に差をつけることは、

絵画に立体感与える重要な要素です。

遠近法を活用し、モチーフの位置や大きさを調整することで、

絵画に奥行きと空間の広がりを表現することができます。

 

遠くのモチーフは小さく、近くのモチーフは大きく描くことで、

遠近感を表現します。

また、モチーフの位置を上下に配置することで、

絵画に奥行きを与えることも可能です。これにより、

絵画がより立体的で現実的に見えるのです。

 

また、遠くのモチーフは色や明暗のコントラストを抑え、

ぼかし効果を加えることで遠近感を表現します。

一方、近くのモチーフは鮮明な色彩と細部までの描写を行うことで、

立体感を引き出すことができます。

 

距離感に差をつける際には、適切な遠近法の知識と技術が必要です。

遠近法の基本原則を理解し、

透視図法や遠近法の線を使って正確に描こうとする意識も大事です。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❺構図を意識する

油絵で静物画を描く際に、構図を意識することは、

絵画にバランスと魅力を与える重要な要素です。

適切な構図を選ぶことで、絵画が調和し、

見る人の目を引く力強い作品に仕上げることができます。

 

構図を意識することで、絵画の視覚的なバランスを調整することができます。

主題を中心に配置することや、対象物を斜めに配置することで、

絵画にダイナミズムと興味深さをもたらします。

また、対象物を画面内に均等に分散させることで、

絵画全体に統一感と調和を生み出すこともできます。

 

構図を意識することで、絵画の視線の導線を作ることも重要です。

主要なモチーフや要素を配置することで、

絵画の視線の動きを誘導し、見る人の目を惹きつけます。

また、対象物や要素の配置によって、

絵画に奥行きや空間の広がりを演出することも可能です。

 

構図を意識することは、油絵で静物画を描く上での重要なテクニックです。

バランスと魅力を持った作品を作りたい場合には、

構図を緻密に計画し、絵画の視覚的な効果を最大限に引き出しましょう。

 

適切な構図の選択は、

絵画の魅力を高め、観賞者に強い印象を与えるのです。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❻色ではなく明暗を意識する

もちろん、絵を描いていくときはカラーで描いていくのですが、

デッサンで白黒で描くように明暗を意識する事は重要です。

色彩が邪魔をして、明暗をおろそかにすると立体表現が鈍りがちです。

 

目を細めてみる事で、対象物がぼやけて、明暗に意識する事もできます。

 

また、裏技として写真にとってから、白黒写真にしてみるのも効果的です。

白黒にすることで、明暗の狂いや、立体の違和感に気づける場合もあります。

 

困ってしまったときなど、是非、試してみてくださいね。

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❼モチーフに隠されたメッセージ性を考える

モチーフに隠されたメッセージ性を考えることで、

絵画に物語性や象徴性が生まれます。

モチーフの選択によって、特定のテーマやストーリーを表現することができます。例えば、花を描く

ことで生命の営みや美の移ろいを象徴し、

時計を描くことで時間の経過や人間の有限性を表現することができます。

 

モチーフに隠されたメッセージ性を考えることは、

油絵で静物画を描く上での重要な一つの要素です。

絵画に物語性や象徴性を持たせ、観賞者に思考の余地を与えましょう。

モチーフを通じてメッセージを伝えることで、

絵画がより深い意味を持ち、人々の心に響かせることもできます。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ➑補色を意識する

油絵で静物画を描く際に、補色を意識することは、

絵画に鮮やかさと視覚的な対比をもたらす重要な要素です。

補色は色相環上で互いに対立する色同士の組み合わせであり、

絵画に活力やバランスを与えることができます。

 

補色を意識することで、絵画に鮮やかな対比が生まれます。

補色同士を隣り合わせることや、組み合わせることで、

色彩の鮮やかさや活気が際立ちます。

例えば、赤と緑、青とオレンジ、黄と紫などの補色の組み合わせなどです。

 

補色を意識することで、絵画に視覚的なバランスをもたらすことができます。

補色は互いに引き立て合い、対比を生み出すため、

絵画の中でモチーフや要素を際立たせる効果があります。

 

また、補色を主要な要素に活用するだけでなく、

背景や周囲の色彩にも配慮することで、

絵画にメリハリや対比を生み出すことができます。

 

補色を意識することは、

油絵で静物画を描く上で大事です。

絵画に鮮やかさとバランスをもたらし、

視覚的な魅力を引き出しましょう。

補色を巧みに取り入れることで、絵画がより鮮やかで魅力的になり、

観る人に強い印象を与えます。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❾モチーフの見えないところの形も意識する

モチーフの見えないところの形を意識することは、

油絵で静物画をよりリアルかつ立体的に描くための重要です。

見えない部分も含めた全体の形状を考慮することで、

絵画に奥行きリアリティが生まれます。

果物や花などのモチーフを描く場合、

表面だけでなく裏側や隠れた部分の形状や質感も注意深く観察してみましょう。

 

見えない部分を描く際には、

緻密な観察力と創造力が求められます。

モチーフ全体を包括的に捉えながら、

見えない部分を想像し絵画に取り入れることで、

より魅力的で深みのある作品を目指したいですね。

 

 

 

油絵で静物画を描く時のコツ❿背景とモチーフの相性を考える

油絵で静物画を描く際には、

背景とモチーフの相性を考慮することが重要です。

背景はモチーフを引き立てる役割を果たし、

絵画全体の調和とバランスを作り出します。

 

まず、色彩や明暗の調和に注目しましょう。

背景とモチーフの色合いや明暗のトーンを統一させることで、

絵画に統一感が生まれます。

また、対照的な色彩や明暗のコントラストを活用することで、

絵画にエネルギーや視覚的な魅力を与えることができます。

 

次に、背景のパターンや質感を考慮しましょう。

背景が複雑な模様や質感を持つ場合、

モチーフが埋もれてしまうことがあります。

背景のパターンや質感は、

モチーフの形状や質感と対照的であることで、

絵画に深みと視覚的な興味を与えます。

バランスを保つために、

背景がモチーフを引き立てるような描写を心掛けましょう。

 

最後に、背景とモチーフの一体感を考えましょう。

背景とモチーフが調和し、絵画全体としての統一感を持つことで、

安定した絵になります。

 

油絵で静物画を描く際には、

色彩や明暗、パターンや質感、

一体感を考慮しながらバランスを取ることで、

絵画に魅力と深みを加えることができます。

 

観賞者に心地よい印象を与える作品を作り出すために、

背景とモチーフの相性を見逃さずに意識して描いてみましょう。

 

 

 

静物画でおすすめのモチーフの選び方は?

静物画を描く際には、魅力的で興味深いモチーフを選ぶことが重要です。

以下に、おすすめのモチーフの選び方をご紹介します。

 

個性的な形状や特徴を持つ物体を選ぶ

ユニークな形やテクスチャを持つモチーフは、

絵画に視覚的な興味と個性を与えます。

自然界の貝殻や植物、古い道具や家具などがおすすめです。

 

質感の異なるモチーフを選ぶ

絵画に立体感を与えるために、質感の違う物体を組み合わせると良いでしょう。

例えば、柔らかい布地と硬い陶器、

滑らかなガラスとざらざらの木材などを組み合わせることで、

絵画にダイナミズムと触覚的な魅力を加えることができます。

 

色彩の対比を考慮する

色彩の対比は、絵画にビジュアルな魅力を与えます。

対照的な色を持つモチーフを組み合わせることで、

絵画に活気や視覚的な引力をもたらすことができます。

例えば、赤と緑、青とオレンジ、黄色と紫などの組み合わせがおすすめです。

 

モチーフの物語性や象徴性を考える

モチーフにはしばしば物語性や象徴性があります。

絵画にメッセージ性や物語性を与えるために、

モチーフの背後にある意味や関連性を考慮して選ぶことも良いでしょう。

例えば、時計は時間の流れや移り変わりを象徴することがあり、

花は美と儚さを表現することができます。

 

 

 

静物画のお手本は何がおすすめは?→シャルダン

静物画を学ぶ際には、

優れた画家の作品を参考にすると非常に勉強になります。

その中でも、

ジャン=バティスト・シャルダンJean-Baptiste-Siméon Chardin

の作品はおすすめです。

 

シャルダンは18世紀のフランスの画家で、

彼の静物画はリアリズムと繊細さが特徴です。

 

彼の作品は、日常の身近な物や食べ物、道具などを描きながらも、

豊かな色彩や光の表現を通じて深い感情を引き出します。

 

シャルダンの作品から学ぶことは多くあります。

物体の質感や形状、光の反射など描き出す技術は見習うべき点です。

 

また、シャルダンは背景の簡素さや絵画の構図も注目すべきところです。

彼はモチーフを引き立てるために背景を控えめにし、

モチーフの存在感と一体感を高めています。

 

さらに、シャルダンの作品は瞬間の捉え方にも魅力があります。

日常のふとした瞬間や動きを凍らせ、

静かな物語性を表現しています。

 

静物画のお手本として、シャルダンを紹介しました。

構図、瞬間の捉え方などの要素を学び、

自身の絵画にも生かしてみるといんじゃないでしょうか。

 

 

まとめ

今回は、

油絵で静物画を描く時のコツおすすめのモチーフの選び方

について、話して行きました。

 

何か皆さんの絵の上達の手助けになれば嬉しいです。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。

 

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