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【油絵】抽象画とは?キュビズムって何?描き方や有名なアート作品を紹介

皆さん、こんにちは!

絵描きのふじゆうです。

 

抽象画ってよく解らないですよね。

私も観れば観るほど解らなく、考えようとするほど更に解らなくなります(笑

でも、そんなもだと思います。

観る人の数だけ答えがあるとも言えます。

 

そんな、抽象画について書いています。

 

それではやって行きましょー

 

 

抽象画とは?

抽象画(英: Abstract Art)は、具体的な対象や現実世界の再現を目指さず、

形や色、線などの要素を自由に組み合わせて作られる美術作品のスタイルです。

抽象画は、現実の対象や風景を描くことに主眼を置く伝統的な絵画とは異なり、

主に抽象的なアイデア感情形態を表現することを目指します。

具体的な対象を避け、

色彩形状の組み合わせを通じて観る者に異なる感情や意味を引き出すことが特徴です。

 

かみ砕いていうと、感情やアイディアに任せて、世の中に無いようなものを描いた絵のことです。

 

 

抽象画の種類

 

昼食画は、美術史的な観点から見るといくつかのジャンルが存在します。

その一部を紹介します。

 

 

キュビズム

キュビズムは、20世紀初頭に芸術家たちによって開発された画期的な絵画スタイルです。

パブロ・ピカソジョルジュ・ブラックによって生まれたスタイルです。

このスタイルでは、物体や対象を幾何学的な形状に分解し、

それらの要素を新しい角度から再構築して描かれます。

つまり、対象を一つの角度や視点だけでなく、

複数の角度や視点から同時に見ることを試みるスタイルです。

 

具体的には、キュビズムの絵画では、

物体や対象が直線や平面、幾何学的な形状で表現され、

立体感や透視法が従来の方法とは異なる形で表現されます。

これによって、対象の異なる側面や面が同じ画面上で同時に表示され、

3次元的なものを平面上に抽象的に表現する効果が生まれます。

 

キュビズムは、

セザンヌ的キュビズム」、「分析的キュビズム」、「総合的キュビズム

の3つの主要、段階に分けられます。

 

セザンヌ的キュビズム

印象派の画家、セザンヌは聞いたことがるんじゃないでしょうか。

セザンヌは、この世の自然の物は、円柱や円錐、球体などの

シンプルな形に帰還すると言っていました。

実際セザンヌの描く絵は、デッサンは崩れており平面的な表現をしています。

これが20世紀の美術に大きな影響を与え、「近代絵画の父」と呼ばれるようになりました。

キュビズムは、このセザンヌの表現をヒントに生まれたと言えます。

 

分析的キュビズム

パブロ・ピカソジョルジュ・ブラックによる最初の時期の抽象画のスタイルのことです。

この段階では、対象をさらに細かく分解し、

幾何学的な要素に分けて表現します。

物体や対象が立体的な側面や面に分割され、

それらが空間内で再構築されることで、対象の多面的な特性が強調されます。

簡単に言うと、一つの物を一つの方向から見たものを表現するのではなく、

他の方向から見たものを一つの絵に表現されています。

 

抽象化するのではなく、分析し分解し、単純化することによって描かれます。

 

総合的キュビズム

ここでは、分析的なアプローチからより統合されたスタイルへと進化します。

分析的キュビズムが、何が描かれているのか解らないということで、

立体感と平面のバランスが探求されます。

 

テキスト、新聞記事の切り抜き、木目調の壁紙、そして額縁に使われたロープなど、

通常の絵画とは異なる要素が、日常的で身近な世界から取り入れられる特徴があります。

このような手法はコラージュと呼ばれ、紙を使用した場合はパピエ・コレと言います。

 

まとめると、総合的キュビズムは、

前の項目で紹介して分析的キュビズムに現実世界の物を結び付けようとしたスタイルです。

 

 

キュビズムは、従来の写実的な絵画とは異なる新しいアプローチを提供し、

芸術の可能性を広げる役割を果たしました。

 

 

純粋抽象絵画

純粋抽象絵画は、現実世界の具体的な対象や風景を描くことを目指さず、

形や色、線などの要素を自由に組み合わせて作られる絵画のスタイルです。

このスタイルでは、観る者に対して直接的な対象や意味を提示せず、

色彩や形状の組み合わせによって抽象的なアイデアや感情を表現しようとします。

 

純粋抽象絵画は、具体的な対象を避け、代わりに芸術家の内面的な感情や表現を強調します。

作品はしばしば色彩のコントラストや形状の配置、線の流れなどを通じて、

観る者に異なる視覚的な体験や感情を引き起こすことを目指します。

 

このスタイルの絵画は、芸術家の個性や創造力が際立ち、

観る者の解釈や感情が重要な役割を果たします。

同じ作品でも人によって受ける印象や感じる意味が異なることがあり、

個々の観賞体験が多様で豊かです。

 

純粋抽象絵画は、20世紀初頭から現代にかけて多くの芸術家によって探求されてきました。

このスタイルの代表的な芸術家には、ヴァシリー・カンディンスキーがいます。

 

 

新造形主義

新造形主義は、20世紀初頭に芸術家ピエト・モンドリアンと、

テオ・ファン・ドゥースブルフによって提唱された芸術運動で、抽象美術の一形態です。

この運動は、幾何学的な形状基本的な色彩を使用して、構築されます。

垂直線、水平線長方形正方形直角三原色非装飾性単純性などが特徴です。

 

この運動は、モダニズムの中でも特に抽象的な視覚表現を追求する一環として位置づけられ、

デザインや建築にも影響を与えました。

モンドリアンやファン・ドゥースブルフによって提唱された新造形主義の原則は、

後の芸術家やデザイナーにも影響を与え、現代美術やデザインの発展に貢献しました。

 

 アクション・ペインティング

アクション・ペインティングは1940年頃にアメリカで広まりました。

抽象画と言えば、この方法かピカソなどを思い浮かべる場合が多いかもしれませんね。

絵の具を垂らしたり、飛び散らせたり、擦り付けたりして絵を完成させる方法です。

完成した絵画よりも、その制作風景自体、つまりライブペインティングにも価値を見出されます。

行ってしまえば、なんでもありと言うか、アメリカらしさがありますね。

 

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抽象画の描き方は?

正直なところ描き方に縛りはありません。

何か怒りをぶつけてみるも良し、感動を表現しても構いません。

幾何学模様を組み合わせて、面白い形を作つても良いですね。

行ってしまえば、なんでもありだと思います。

音楽を聴いてそのイメージを色や形にするでもいいですし、

何かの具象的なものが、別な何かに観えるのならそれを形にしてもいいと思います。

自分自身の内にあるものをキャンバスに表現すればいいのではないでしょうか?

 

 

抽象画の鑑賞方法

抽象画の鑑賞方法としては、難しい事は考える必要はないと思います。

その作品を観てあなたが感じたものが答えです。

その作品を観て、何かイメージするものがあったりするかもしれません。

また、嫌悪感を抱いたり、自分でも描けそうだなぉと思うかもしれませんね。

 

また、作者の人柄、作者の時代背景、

作者ののことを理解して作品を理解しようとしても良いでしょう。

そうすることによって、主観的な見方に別な視点が加わるかもしれません。

そして、また違った印象を絵に受けたりします。

 

こういったことが抽象画だけでなく、アートの楽しみ方のような気もします。

 

 

抽象画の技法

技法と言うほどの事でもないですが、自由な発想が面白い表現に繋がると思います。

一般的には、筆が使われますが、その必要もなく手で描いてもいいですし、

足で描いても良いでしょう。

なんなら頭に絵の具を付けて描いてもいいのではないでしょうか?

何か面白い道具を使ってもいいでしょう。

更には、白紙そのものをアートにする強者もいるぐらいです。

 

いい意味で壊れてみると良いのではないでしょうか。

 

 

有名な画家の抽象画作品

 

カンディンスキー「コンポジションVIII」

こういう絵を見て、皆さんはどう感じますか?

 

 

 

パウル・クレー『ホフマンへの話』(1921)

 

 

ピート・モンドリアン「コンポジション10」

これを油絵で描くというのが、凄いですよね。

デジタルが発展した今では、デジタルで簡単にできてしまいそうな絵です。

アートではありますが、平面構成的に外側だけに色を持っつてきているところが、

デザイン的と言うか、不安感を与えます。

 

ピート・モンドリアン「ニューヨーク・シティ」

 

白髪一雄「天富星撲天雕」1963年

 

ジャクソン・ポロック 「ナンバー31」

 

 

 

まとめ

と言うことで、抽象画について話して行きました。

皆さんは、どのように感じましたか?

抽象画につて少しでも理解が深まったのであれば嬉しいです。

 

私は因みに完全な抽象画は描いたことがありません。

具象抽象はたまに描きます。

 

皆さんも思い描くものを形にしてみてはいかがでしょうか?

もしくはイメージがなくても、

絵と向かい合うことは自分自身と向かい合うことでもあります。

面白い作品が生まれるかも言しれませんよ?

 

では、ふじゆうでした。

また別の記事で。