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油絵の下描きは木炭や鉛筆など何がおすすめ?下描き方法を解説!

ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

 

絵を描く前に基本的には下描きをしますよね。

 

「どんなふうに下描きしたらいい?」

「何を使って下描きをしたらよいか?」

「どのタイミングで下描きをしたらいい?」

 

上記のような疑問をお持ちの方向けの内容です。

また、下描きの道具や下書きの方法などを紹介していきたいと思います。

 

それでは、やっていきましょー

 

 

 

下描きとは?

下描きとは、絵を本格的に描く前のだいたいの当たりを取ることです。

物や風景などの輪郭線をざっくり捉えて描いていきます。

下描きの目的は、構図の確認や、明暗のバランスなどです。

後々、やり直しが必要にならない為の準備としても必要です。

 

 

下書きをするメリット

下描きをすることによって、構図が把握できます。

絵に置いて構図はかなり大事で、

いくら良く描けていても構図で台無しになることもあります。

そういったことを防ぐためにも必要です。

 

また、出来れば下描き段階で明暗のバランスを観ておきましょう。

明暗によっても、重い軽いが出てくるので、

構図に関係してきます。

 

基本的には見せたいところに、

明暗のコントラストを持ってくることによって、

絵を見る人の視線をそこに誘導させることができます。

 

 

油絵で下描きは必要?

正直なところ完成のイメージができる場合や、

下描きなしでも構図や明暗のバランスを取れる場合は、

やらなくても大丈夫です。

 

また、印象派のような絵を描く場合は、

下描きがその人の感性を邪魔する場合もあります。

そういった場合は、必要ないと思います。

 

その他、抽象画を描く場合に、

下描きをする人はほとんどいないんじゃないでしょうか。

 

その人それぞれにあったやり方があるので、

一眼には言えないです。

 

基本的にはやっておいた方が良いでしょう。

 

 

 

油絵の下描きに必要な道具は?

油絵で下描きする場合、主に以下の3つがあります。

鉛筆、木炭、おつゆ描き。

順番に説明します。

 

油絵の下描きに必要な道具➊ 鉛筆

鉛筆での下書きが一番オーソドックスで、

やりやすいと思います。

鉛筆は何でも良いですが、濃ゆいものをおすすめします。

3B以上の物がオススメです。

 

油絵の下描きに必要な道具➋ 木炭

木炭とは、植物を燃やして炭にしたモノです。

木炭デッサンなどでも使われます。

 

油絵の下書きとしても便利です。

太い線が描けることと、塗りつぶし性能が高いです。

濃淡も付けやすいという点で、油絵との相性は抜群です。

 

ただし芯抜きと言う工程が必要なことと、

粉が出るので掃除が面倒と言う部分があります。

 

 

おつゆ描きでの下描き

「おつゆ描き」とは、油絵の具とテレピンを使い薄く描いていく方法です。

テレピンと油絵の具の量を調整して濃淡を付けて描いていきます。

油絵では、多くの人が取り入れています。

 

おつゆ描きの際は、かなりテレピンが臭いので換気をしましょう。

 

 

油絵の下描きで、木炭の使い方

木炭は、そのまま使うこともできますが、

芯抜きと言う工程が必要です。

そこで、下の様な道具を使います。

木炭は、外画と内側で炭の質が違います。

中心部の芯は、質が悪く定着しずらく画面を汚す原因になります。

専用の道具を使い中心部の芯だけを落とします。

 

後、デッサンの場合は先を尖らせますが、

下描きの場合は尖らせる必要はないです。

 

 

油絵の下描きであると便利なものは?

油絵の下描きであると便利なもの➊ 練りけし

鉛筆や木炭で下描きする場合は、「練り消し」があると便利です。

練り消しとは、デッサンなどで使うものです。

普通の消しゴムと違い、形を自由に変形できます。

また、消しカスが出ない所も良い点です。

どんどん黒くなつていくので、真っ黒になったら交換しましょう。

 

油絵の下描きであると便利なもの➋ フィキサチーフ

フィキサチーフは、鉛筆や木炭で下描きするときあると、便利なものです。

画面に乗った炭を定着させるのに使います。

スプレータイプと液状のものがありますが、

スプレータイプの物を使いましょう。

液状のものは、筆などで画面を擦る必要があるので、

滲んでしまいます。

 

フィキサチーフで、画面に定着させる理由は、

下描きの上からおつゆ描きをしたときに、

溶けだして消えないようにするためです。

 

 

おつゆ描きの油絵の具はなにがおすすめ?

一般的には、イエローオーカーや、バーントシェンナが良く使われます。

その他の絵の具でも可能です。

コバルトブルー、ビリジャン、ローシェンナ、

キナクリドンマゼンタなどの半透明色が良いでしょう。

 

 

油絵の下描きのタイミングは?

下描きのタイミングは、下地を塗った後になります。

下地が乾いたら下書きしていきます。

ジェッソなどで下地をつくつている場合は、

3日ほど乾燥させた方が良いです。

 

また、鉛筆や木炭で下描きをした後に、

おつゆ描きでさらに下描きをしてもいいですし、

最初からおつゆ描きで下描きしていっても大丈夫です。

 

 

油絵の下描きまでの大まかな順序

 

キャンバスの場合

①キャンバスに下地を塗る。
(市販の張りキャンバスで下地処理がしてある場合はしない)

②鉛筆や木炭で下描き。

③フィキサチーフで定着

④油絵の具とテレピンでおつゆ描き

 

木製パネルの場合

①下地をジェッソなどで塗り、3日ほど乾燥。

②鉛筆で下描き

③フィキサチーフで定着

④おつゆ描きで下描き

と言った感じになります。

 

その後の工程などは、下の記事で詳しく描いていますので、
興味ある方はどうぞ👇

【油絵】重ね塗りでリアルで透明感のある瓶の描き方!必要な道具も紹介

 

 

 

大きな油絵の下書き方法は?

大きい油絵とは、おおよそ10号以上のサイズです。

大きいサイズの油絵を描く時は、そのまま描いていかない方が良いです。

理由としては、形が崩れやすいからです。

 

紙などに下描きをするか、

写真を紙に印刷しそれを、絵に転写させます。

今回は紹介しません。

また、どこかで記事にしたいと思います。

 

 

まとめ

 

今回は、油絵の下描きについて話して行きました。

 

是非下描きを取り入れて、絵の完成度を高めてもらえればと思います。

 

では、ふじゆうでした。

また、別の記事で。

 

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