無料アート講座はコチラ

油絵の描き方を学ぶ上で欠かせない光の知識 室内・人口照明編【初心者向】

 

皆さん、こんにちは!

絵描きのふじゆうです。

 

身近な光を観察すると意外に興味深いです。

世の中にはいろんな種類の光があふれています。

光を好きになると、絵を描くのもん楽しくなりますし、

物の見え方を意図的に操作することもできちゃったりします。

 

今回の記事では、室内の光人工の照明の光などをメインに

シチュエーション別に話していこうと思います!

 

それでは、やって行きましょー

 

 

光の描き方や知識➊ 窓からの光

 

窓の数で部屋の印象も変わる

昼間、室内でライト等を付けない場合は、窓からの光が主な光源になります。

直射日光が室内に入ってこない場合は、柔らかい光になります。

窓が一か所しかない場合は、コントラストがつよめになり、

窓が複数ある場合は光源が増えるのでコントラストは低くなり柔らかい印象になります。

 

窓からの光の色

窓からの光の色は曇りの時は白か青色になります。

外が晴れているときは青色で、朝や夕暮れ時に近づくにつれて、黄色や赤色になります。

 

室内での絵を描く場所について

室内で絵を描く場合は、北側の部屋が良いとされていました。

昔は、制作に適した照明がなかったので、北側の部屋が1日を通して光の変化が少なく、

アトリエに使われていたそうです。

今の時代は、カーテンやブラインドで塞いで照明を付ければいいので、その点は問題ないですね。

 

 

話は関係ないですが、光をあまり必要としない植物は北側の窓でも十分育てることが可能です。

北側の部屋は基本的に薄暗いので植物を置くと癒しになりますよ。

  

右はうちのアスパラガススペレンゲリー、左は多肉とサボテンです。

 

 

光の描き方や知識➋ 家庭の照明

 

家庭の照明

家庭用の照明のほとんどは、ランプシェードです。

色々な形状がありますが、裸の光を和らげて全体的に明るく照らす照明になっています。

また、光が部屋の壁などにもあたり、拡散するので全体的に柔らかい影になる場合が多いです。

光の色は、最近の照明はLED化が進んでいるの、白色に近いものが多いですが、

一般の家庭の場合、

やや黄色味を帯びていたほうが落ち着いた光になるので好まれやすいと思います。

 

白熱電球の光

最近は、少なくなってきましたが、白熱電球の光は黄色みが強いです。

白熱電球の場合、室内はかなり黄色味を帯びて照らされていますが、

人間の目は面白いのもので、白っぽい光として知覚して、

色を認識することができています。

部屋の外に出て室内の光の色を観察すると、

室内の光がかなり黄色いことが良くわかります。

 

複数の照明がある場合

室内は照明が複数ある場合も多いです。

照明の数だけ照らさせる対象の影も複雑になります。

また、照らされる対象の物もハイライトが照明の数だけできます。

 

その他照明ではないものも光を放っています。

 

今私がタイピングしているパソコンの液晶携帯電話携帯ゲーム機の画面など、

いろいろな光があります。

自分の部屋だけでも光を多角的に観察すると面白い発見がありますよ。

 

 

光の描き方や知識 お店の照明

 

演出のための照明

店内の照明などは、家庭用とはまた違った役割で使われている場合がおおいです。

空間の雰囲気づくりのためや、視線誘導のために使われている事が多いです。

レストランであれば、雰囲気をよくするため薄暗い照明を使っているといった感じです。

 

また、演出のためにインテリアのスポットライト的なライティングや、

空間演出のためだけの照明など、よく観察すると面白いです。

 

オフィスの照明

他には、オフィスなどのビジネス面の強い場所は、普通の蛍光灯などの無機質な光で、

利便性を優先してあることが多いです。

 

 

光の描き方や知識❹ 蛍光照明

野外などの蛍光灯はコストを重視して使われている場合がほとんです。

光の色としては緑色の光をしています。

人間の目のホワイトバランスが作用するので、

あまり緑色に知覚はできませんが、おおよそ緑のことが多いです。

駅周辺など人が通るところや、中心街などは照明が多めに設置されており、

駐車場や倉庫などは、最低限の明るさのために照明の数も少ないことが多いです。

 

あえて、野外照明などを緑色を強めて表現してみたりすると良い味が出るかもしれませんね。

 

 

光の描き方や知識❺ 混ざった光

室内、野外関係なく、自然光と人口光がミックスされた状態もよく見られます。

室内照明の黄色っぽ光と夕暮れ時の青紫の影色の対比は非常に美しく見えます。

この色の関係は、偶然にも補色の関係になっているのが一つの理由です。

 

 

 

光の描き方や知識❻ 火の光

炎の光は、白熱電球などのオレンジ寄りの光よりもさらに赤みが強いです。

また光は、電球などと違いテーブルの上や地面などひくいいところから発せられることが多いです。

室内であれば、蝋燭の光などですね。

光の当たり方も普段と違った光の当たり方をすることが多くあります。

テーブルに置かれた蝋燭の光の度であれば、

人物の顔などは、下からの光をあてられた状態になります。

顔つきも全く違って見えることもあります。

 

 

まとめ (光の描き方・知識 室内・人口照明編)

このように紹介してきましたように身の周りには色々な照明の光があふれています。

光の色、光の向き、光の強さ、光の反射、光の混じり合いなど

観察できる部分はたくさんあります。

 

絵の場合は、誇張して表現することで印象を変えることが可能です。

普通の生活の中では、意識しないで見る人がほとんどですが、

絵を描く私たちにとっては、よく観察することで作品のヒントにしたり、

絵の表現に生かしたりすることで、

人の心を動かすような絵を描くことへの近道になるのではないでしょうか。

 

実際に見えているものの本質を探るのも良し、

意図的に色やライティングを模索し表現するのも良し、

絵を描くって奥が深くて学んでも学んでもキリがないですね。

ですがそれも絵の魅力じゃないでしょうか。

 

なにか、参考になることがあったのであれば幸いです。

 

では、ふじゆうでした。

また別の記事で。

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です