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油絵の厚塗りのやり方は?薄塗りとの違い等解説!【インパスト技法】

ふじゆう
ふじゆう
皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。

 

油絵と言えば、厚塗りみたいな部分はありますよね。

油絵の一つの魅力でもあります。

盛り上げて描くと、絵も立体的にになりますし、

面白い効果も期待できます。

と言うことで、

 

油絵の厚塗りは、どういう風にすればいいのか?

厚塗りによる効果

厚塗りの注意点

厚塗りの画家

などを紹介していきたいと思います。

 

それではやって行きましょー

 

この記事におすすめの人
・油絵の厚塗りについて知りたい人?

・効果的に厚塗りをしたい人

・厚塗りするときの注意点を知りたい人 など

 

👇関連記事

油絵の具用の盛り上げメディウムは何がある?盛り上げ方を解説!

 

 

油絵の厚塗りとはどんな技法?

油絵で厚塗りのやり方は?

油絵は厚塗りに適した油絵具です。

基本的には特に何も意識することなく、厚塗りすることができます。

オイルの量を少なめにするだけで厚塗りになってしまいます。

 

油絵で厚塗りにおすすめの筆や道具は?

油絵で、厚塗りにする場合に適した筆は、硬毛の筆です。

硬毛筆と言うと豚毛の筆がおすすめです。

また油絵セットに入っているモノのほとんどが豚毛の筆です。

ほとんどの人が初めて使う事になる筆ですね。

 

筆以外で厚塗りに適しているのは、ペインティングナイフ!

筆以外でも厚塗りに適している道具はあります。

豚毛の筆は油絵の具をすくいやすいですが、あまり多くつけると、

油絵の具が落ちてしまいがちです。

そんな時はペインティングナイフがおすすめです。

 

👇関連記事

油絵のペインティングナイフの種類や特徴、選び方のポイントを解説

 

 

油絵の厚塗りの効果とは?

厚塗りで見る角度によって見え方が変わる

油絵の具を厚塗りする事によって、

見る角度によっていろんな見え方になるようになります。

光の加減でも、だいぶ見え方が変わるので、そう言ったところも面白いところの一つです。

逆に写実的な絵を描く場合は、絵の邪魔をしてしまう場合もあります。

写実的、リアルな絵を描く場合には部分的に厚塗りするなどの工夫が必要です。

 

厚塗りでのっぺりとした重圧感、存在感が出る

厚塗りする事によるメリットとして、重圧感、存在感が増すと言うことがあります。

油絵自体のメリットでもあると思いますが、

暑く塗る事によって他の絵の具にはない存在感を出すことができますよ。

 

 

厚塗りのやり方、効果的なやり方

全部を盛り上げるのでなく見せたいところを盛り上げる

効果的な盛り上げ方として、

見せたいところを集中的に盛り上げるなどの工夫があると良いです。

また、風景画の場合は遠景を盛り上げてしまうと、

あまり遠近感が損なわれてしまう場合があるので、

注意が必要です。

中景、もしくは近景を盛り上げた方が遠近感はだしやすいです。

 

明るい所を盛り上げる

明るいところを部分的に盛り上げると言う方法もあります。

古典絵画などこの手法使った絵をよく見かけます。

明るいところというのは、つまり光が強く当たっているところです。

メリハリもつくので、効果的です。

 

盛り上げ用のメディウムを利用する

油絵は何もしなくても、盛り上げる事は容易ですが、

メディウムを使う事によってより効果的に盛り上げることが出来ます。

油絵の場合は、速乾メディウムを使うと良いです。

少し透明感が増すのと、高い油絵の具を使う場合は、

油絵具の節約にもなりますよ。

 

個人的におすすめなのは、

クサカベの超速乾メディウムです。

似たような商品で、クリスタルメディウムと言うのがありますが、

そちらは艶消しでのっぺりした印象になります。

艶消しにしたい場合はいいのですが、

油絵特有の艶がなくなるような気がするので、一長一短です。

 

————————————

ここで、少しお知らせです。

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油絵で厚塗りするときの注意点

厚塗りは油絵の具が床に落ちやすいので注意

特に筆で多めの油絵の具を付けると油絵の具が落ちやすいです。

床や服などを汚しがちです。

知らないうち床などに落ちた油絵の具等を擦ると掃除が大変です。

注意しましょう。

 


油絵の具に乾燥促進剤を使い過ぎない

厚塗りする際は特に、油絵の具にヒビなどが入りやすいです。

ひびが入ってしまう原因として、

シッカチーフなどの乾燥促進剤の入れ過ぎ、

または、メディウムの使い過ぎなどがあります。

大概、パッケージに注意書きが書いてあるので、

ちゃんと読んでおきましょう。

また、メディウムと乾燥促進剤の併用もやめておいた方が良いでしょう。

 

油絵の具を厚塗りした後の保管に注意する

薄塗りの場合はあまりひどい事にはなりづらいですが、

厚塗りした時は保管にも注意が必要です。

特に直射日光には注意です。

南向きの部屋など、絵を描いている時は太陽の光が当たっていなくても、

他の時間では絵に直射日光があってしまう場合があります。

意外とやりがちなので、注意です。

(私自身のことです笑)

 

もう一つ注意点として、絵が倒れてしまった場合、台無しになってしまいます。

絵ってその時に描いたものは、世界に一つだけのものです。

間違えて倒してしまわないような場所に置いておきましょう。

 

 

油絵の厚塗りの画家を紹介

最後に、厚塗りの有名画家を紹介します。

 

ベラスケス

バロック期の画家です。

明暗のコントラストが強い特徴があります。

ベラスケスの絵は結構写実的な絵ですが、

近くで見ると、意外と厚塗りで筆跡などを残したタッチです。

写実絵画だけど、厚塗りもしたいと言う人にはすごく良いお手本になりますよ。

私自身、絵がまんべんなく薄くなるのが悩みだったことがあります。

コントラストを強く、効果的な演出がされているバロック美術は良いお手本です。

 

 

レンブラント

レンブラントもベラスケスと同じくバロック期の画家です。

光と影の魔術師」なんて言われたりします。

なんかかっこいいですよね。

スポットライトが当たったような表現が特徴的です。

 

 

ゴッホ

ゴッホは有名なので、ご存知だと思います。

実際にゴッホ展を見に行ったことがありますが、厚塗り描いてあります。

ゴッホは日本人はなぜかみんな好きですよね。

死んだ後に、評価された画家ですね。

 

 

 

まとめ

油絵の厚塗りについて書いていきました。

油絵の物量感ってなんか良いですよね。

是非、効果的に厚塗りを使いこなしていただければ、幸いです。

 

ふじゆう
ふじゆう
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。

 

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油絵パレットを洗わないのはあり?木製パレットのお手入れ方法を解説