皆さん、こんにちは!
絵描きのふじゆうです。
油絵には多く道具があります。
油絵の始めたての方や、始めてみたい人用に、
油の道具で必要なものを一覧にしてみました。
解らないことなどの理解に繋がれば幸いです。
では、どうぞ。
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目次
- 1 油絵の道具一式、必要なもの➊ 油絵の具
- 2 油絵の道具一式、必要なもの➋ 筆
- 3 油絵の道具一式、必要なもの➌ パレット
- 4 油絵の道具一式、必要なもの❹ キャンバス
- 5 油絵の道具一式、必要なもの❺ ペインティングオイル
- 6 油絵の道具一式、必要なもの❻ 揮発性油
- 7 油絵の道具一式、必要なもの❼ 乾性油
- 8 油絵の道具一式、必要なもの➑ 油壷
- 9 油絵の道具一式、必要なもの❾ 小皿・絵皿・溶き皿
- 10 油絵の道具一式、必要なもの❿ ペインティングナイフ
- 11 油絵の道具一式、必要なもの⓫ パレットナイフ
- 12 油絵の道具一式、必要なもの⓬ ブラシクリーナー
- 13 油絵の道具一式、必要なもの⓭ 筆洗機
- 14 油絵の道具一式、必要なもの⓮ 完成作品用ニス
- 15 油絵の道具一式、必要なもの⓯ ルツーセ
- 16 油絵の道具一式、必要なもの⓰ イーゼル
- 17 油絵の道具一式、必要なもの⓱ ウエス・キッチンペーパー等
- 18 油絵の道具一式、必要なもの⓲ 新聞紙
- 19 無くても大丈夫だけど使うもの
- 20 まとめ
油絵の道具一式、必要なもの➊ 油絵の具
油絵の具とは、色の粉末(顔料)と油が混ざってできています。
油絵の具は乾くのに時間がかかるため、
絵を描く過程で色を混ぜたり、重ねたりするのが簡単です。
また、乾いた後も色が鮮やかで長持ちします。
古典絵画のほとんどが油絵で描かれています。
油絵の道具一式、必要なもの➋ 筆
油絵用の筆は、柄の部分が長くできています。
これは、キャンバスをイーゼルに立て掛けて描くうえで、
色々な持ち方ができ、画面に対していろんな角度から描けるようにできています。
また、大きな絵を描く場合は、遠くまで届く点も利点です。
毛の部分は、豚毛が一般的に使われています。
豚毛はかたい毛なので、
物質感のある油絵の具をキャンバスの上に乗せるのには適しています。
軟毛筆は、ナイロンをはじめいろいろな動物の毛が使われています。
油絵の道具一式、必要なもの➌ パレット
パレットは、油絵の具を出して混ぜたり、
手にもって使う道具のことです。
様々なものが販売されていますが、一般的なのは木製のもです。
穴が開いているものは、そこに親指を入れて持ちやすいようになつています。
木製パレットは、後片づけが面倒なので、
紙パレットを使うと楽になります。
また、紙パレットは白いので、
色が見やすいのもメリットです。
油絵の道具一式、必要なもの❹ キャンバス
キャンバスとは、油絵を描くための支持体のことです。
軽いので持ち運びに向いています。
油絵の場合は、木の枠に麻が張られたものを使います。
道具をそろえれば、自分で張ることもできます。
目の大きさも種類があり、中目が一般的には使われています。
また、キャンバス以外では木製パネルや銅板などにも描くことができます。
油絵の道具一式、必要なもの❺ ペインティングオイル
ペインティングオイルとは、
油絵の具を使って絵画を描く際に使用される特殊なオイルのことです。
これは絵の具と混ぜて使用し、絵画の質感や仕上がりを調節したり
作品の乾燥時間を変えたりするのに役立ちます。
一般的には、これ一本でも描くことができます。
油絵のオイルの種類は、揮発油と乾性油に分かれます。
油絵の道具一式、必要なもの❻ 揮発性油
揮発性油は、揮発性のオイルのことです。
蒸発して乾燥します。
テレピンやぺトロールが揮発製油にあたります。
使用用途としては、
おつゆ描き、オイルの調合、筆洗い、パレット清掃などに使用します。
揮発性油を使用する際は、換気をした方が良いです。
気分が悪くなる場合があります。
油絵の道具一式、必要なもの❼ 乾性油
乾性油は、蒸発しないオイルです。
油絵の具チューブの中にも既に混ぜてある物です。
空気中の酸素で酸化して固まります。
乾性油には、リンシードオイルとポピーオイルがあります。
リンシードオイルは、黄変しやすいですが乾燥が早いです。
ポピーオイルは、黄変しにくいですが、乾燥が遅い特性があります。
好みで使い分けましょう。
油絵の道具一式、必要なもの➑ 油壷
油壷は、ペインティングオイルを入れるための入れ物です。
パレットにくっ付けて使用します。
蓋つきのものとないものがあります。
密閉性はあまりないので、逆さまにすると漏れてくるので注意です。
パレットを持ち上げたりしない場合は、必要ないです。
野外で描く場合などは必要になるでしょう。
油絵の道具一式、必要なもの❾ 小皿・絵皿・溶き皿
油壷の代わりに使用します。
室内で描く場合は、こちらの方が使い勝手が良いです。
100円ショップなどの醤油皿などでも問題ありません。
油絵の道具一式、必要なもの❿ ペインティングナイフ
ペインティングナイフは、油絵の具をパレット上で混ぜるのと、
キャンバスに油絵の具で描く時に使用します。
使用しているとだんだん尖ってくるので、
手を切らないように注意が必要です。
鍛造のもと溶接の物があります。
この身もありますが、鍛造の物の方が丈夫でしなやかです。
油絵の道具一式、必要なもの⓫ パレットナイフ
パレットナイフは、パレット掃除するために使用します。
パレット上で固まってしまった油絵の具をそぎ落とすのに使います。
ペインティングナイフやカッターなどで代用することもできます。
ペインティングナイフとの見た目上の違いは、
ストレートか、曲がっているかです。
まっすぐな方が、パレットナイフです。
油絵の道具一式、必要なもの⓬ ブラシクリーナー
ブラシクリーナーは、油絵筆の油絵の具を落とすために使用します。
油絵セットに入っているものは、携帯性が良い、
透明のプラの容器にはつており、そのまま筆を入れて使えます。
底に汚れがたまるようにできています。
繰り返し使えます。
市販のものは小さいものが多いので、大きい筆は入らないです。
油絵の道具一式、必要なもの⓭ 筆洗機
筆洗機も筆を洗うための道具です。
ブラシクリーナーを入れて使用します。
底に金網があり、汚れがたまるようにできています。
上の方の液体は奇麗なので、その部分で洗います。
大きめの方が使いやすいです。
持ち運びもする場合は、フタを密ペイできるものが良いでしょう。
油絵の道具一式、必要なもの⓮ 完成作品用ニス
完成した作品に使用するための仕上げ用のニスです。
一般的にはタブローが使用されます。
作品完成後、半年ほどした完全乾燥したものに塗布します。
また、タブロースペシャルと言うものもあります。
こちらは、表面乾燥(触って手に付かない状態)で使用できます。
表面乾燥で使える理由は、酸素を通すからです。
締め切りに時間がないときなどは便利ですね。
油絵の道具一式、必要なもの⓯ ルツーセ
ルツーセは、油絵を描いていて、
長く時間が空くと油絵の具が乗らないときがあります。
そういう時に使用します。
ルツーセを上から塗ると、油絵の具の乗りが良くなります。
また、画面の光沢を均一にするためにも使われます。
油絵の道具一式、必要なもの⓰ イーゼル
イーゼルは、キャンバスを立て掛けるための物です。
キャンバスを机に置いて描くこともできますが、
イーゼルがあった方が正しい姿勢で描きやすいです。
卓上型、3却式、H型などがあります。
初めは3却式の物で十分です。
大きい作品(50号以上)を描く場合は、H型がオススメです。
油絵の道具一式、必要なもの⓱ ウエス・キッチンペーパー等
絵筆の絵の具などを拭うのに使用します。
これは説明不要ですね。
油絵の道具一式、必要なもの⓲ 新聞紙
イーゼルを汚したくな場合などは、敷くと良いでしょう。
無くても大丈夫だけど使うもの
油絵に必要なもの➊ ジェッソ
下地処理がされていないキャンバスや、
木製パネルの下地作りに使用します。
白や黒などいろんな色の物が販売されています。
粒子の大きさなどもあるので、好みで使い分けます。
油絵に必要なもの➋ スポイト
スポイトは、ペインティングオイルを多く垂らしたいときにあると便利です。
油絵に必要なもの➌ スケッチブック
そのままスケッチしたり、アイディアを練るのに使用します。
デッサンをするのにも使用できます。
油絵に必要なもの❹ クロッキー帳
クロッキー帳は、薄い紙が多く入っています。
なのでラフに案だしをしたり、描き殴ったり、メモに使ったりなど、
使い勝手が良いです。
値段もスケッチブックに比べて、安価です。
油絵に必要なもの❺ 鉛筆
下描きやデッサンに使用します。
下描きの際は、3B以上の濃いものがあおすすめです。
三菱のユニやハイユニ、ステッツドラーの鉛筆がメジャーです。
油絵に必要なもの❻ 木炭
下描きや、木炭デッサンに使用します。
無くても良いですが、鉛筆よりも効率よく炭が乗ります。
自宅でやる場合は、下に新聞紙などを引いたほうが良いと思います。
また、芯抜きをしてから使用します。
油絵に必要なもの❼ フィキサチーフ
鉛筆や木炭で描いた下書きを固めるために使います。
下描きの上から、そのまま油絵の具で描くと、
下描きがにじんで消えてしまいます。
そうならないために使います。
スプレー式の物が良いです。
油絵に必要なもの➑ 練りけし
消しゴムの代わりに使います。
消しかすが出ないのが利点です。
形も自由に変形できるので、細かい部分を消すののも使えます。
油絵に必要なもの❾ キャンバスクリップ
まだ乾いていないキャンバスを持ち運ぶために使用します。
2枚のキャンバスに4つクリップを付けて使用します。
油絵に必要なもの❿ 腕鎮
乾いていない油絵に加筆する際に肘を付けないですよね、
そういう時に肘や腕を腕鎮に置いて安定させる為に使用します。
市販のものは結構いい値段します。
木の棒にクリップを付けただけの物でも代用できます。
油絵に必要なもの⓫ メディウムや溶剤など
速乾メディウムなどがあると、油絵の具を早く乾かすことができます。
また、シッカチーフやダンマルワニスなど様々なものがありますので、
余裕ができてきたら試してみるのも良いかもしれませんね、
油絵に必要なもの⓬ ブラシソフター
筆のお手入れに使用します。
髪の毛用のリンスなどでも代用可能です。
まとめ
と言うことで、今回は油絵で使う必要なものを一覧にしてみました。
全部をそろえる必要はありませんが、好みで選んでみてはどうでしょうか。
他にも油絵に関する情報を記事にしていますので、
良かったら見てみてくださいね。
では、ふじゆうでした。
また、別の記事で。
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