絵描きのふじゆうです。
油絵って、乾くのに時間がかかりますよね。
一度描いて1週間待ちなんてざらです。
早く乾かす方法はないのか疑問をお持ちでしょうか?
ドライヤーなどで乾かせるのか?と疑問を持つ方も居るかもしれませんね。
今回は、油絵の乾かし方、
油絵の具の乾く時間、
早く乾かす方法、
乾いていない油絵の運び方などについて話して行きたいと思います。
では、やって行きましょー
油絵はドライヤーで乾く?
油絵はドライヤーで乾かせるのか?
油絵の具は、ドライヤーで乾かすのは現実的ではありません。
また、急激な温度変化は油絵の乾燥に悪影響を及ぼし、
ひび割れなどの原因になるので、やめておいた方が良いです。
直射日光でも大丈夫?
油絵をドライやーで乾かすのが駄目なら、
直射日光で乾かすのももちろん駄目です。
直射日光が当たるということは、結構な高温になってしまいます。
この場合もひび割れや変色などの危険がありますのでやめましょう。
油絵の具の乾く仕組み
そもそも油絵の具はどのように乾燥するかご存じでしょうか?
油絵は、その名の通り油を含んでおり、水分を含んでいません。
油絵の具の中には、乾性油と言うオイルが含まれています。
この乾性油は、空気と酸化することによって固まります。
ですので、ドライヤーなどで乾燥させようとしてもなかなか乾かないのです。
正確には、ドライヤーの熱によって、乾く時間は速くなります。
ですが、正しい乾かし方ではありません。
油絵の具の乾く時間はどれくらい?
油絵の具の種類で乾燥時間が違う
油絵の具は色によって乾く時間が違います。
例えば、ウルトラマリンなどは7日ですし、
シルバーホワイトなどは、2日です。
油絵の具の色によって大きく乾燥時間が変わってきます。
因みに国産の油絵の具でしたら、裏に乾燥時間は記載されています。
乾く時間は季節で違う
油絵の具は、季節によっても乾く時間が全然違います。
例えば、夏は早く乾きますが、冬場はなかなか乾きません。
これは、油絵の具が酸化することによって固まる為です。
酸化するということは化学反応なので、気温が高いほど早く乾きます。
なので、季節によって乾く時間が違うのです。
————————————
ここで、少しお知らせです。
油絵を0から学んでみたいと思いませんか?
油絵のビデオ講座と電子書籍を無料でプレゼント中です。
期間限定で、もっと詳しく説明しています。
下のリンクから受け取れます👇
油絵を早く乾かす方法5選!
油絵を早く乾かす方法➊ 速乾性のペインティングオイルを使う
ペインティングオイルも色々な種類がありますが、
速乾性のものがあります。
例えば、クサカベの「ペインティングオイル クイックドライ」や、
ホルベイン「クイックドライングメディウム 」などがあります。
油絵を早く乾かす方法➋ 速乾メディウムを使う
速乾メディウムを使うことでも、油絵の具を早く乾かすことができます。
使い方としては、油絵の具と良く練り合わせる必要があります。
厚塗りなどする場合は、油絵の具の節約にもなるので一石二鳥です。
油絵を早く乾かす方法➌ シッカチーフなどの乾燥促進剤を使う
シッカチーフなどの乾燥促進剤を使うことでも油絵を早く乾かせます。
使い方は、直接油絵の具に混ぜるか、
乾性油に混ぜて使います。
使う量は、全体の15%ほどにとどめないと、
ひび割れなどを起こす恐れがあるので注意です。
油絵を早く乾かす方法➍ 室温を上げる
単純に室温を上げることによっても乾燥時間を早めることができます。
特に冬場に効果的で、暖房を利かせた部屋であれば、早く乾きます。
油絵を早く乾かす方法❺ 電気カーペットの上で乾かす
室温を上げるのと似ていますが、
絵だけを効果的に温めることができるので、より効果的です。
乾いていない油絵の運び方を紹介
キャンバスクリップを使う
キャンバスクリップは、油絵のキャンバスを運ぶためのものです。
使い方は、2枚のキャンバスの表面を向かい合わせて、
4か所に取り付けて使います。
キャンバスとキャンバスの間に1cmほどの隙間ができるので、
くっ付かないような仕組みです。
ですが、クリップを付ける部分は画面に触れてしまうので、
完全に守れるわけではありません。
キャンバスクリップがない場合は?
キャンバスの側面に押しピンなどを指して、キャンバスを重ねる方法もあります。
小さな穴が開いてしまいますが、上から絵具を塗ることで隠すことができます。
キャンバスが2枚無い場合は、木の板や段ボール、厚紙などでも代用することもできます。
乾いていない油絵の具の梱包は?
乾いていない油絵の持ち運びと同じ理屈で、
乾いていない油絵は梱包する必要があります。
つまり、キャンバスの表面に空洞を作る必要があります。
一番間違いない方法としては、キャンバスの周りに木枠やダンボールなどで枠を作り、
その上に木の板(段ボールor厚紙など)を被せて覆うのが一番良いです。
100均などで打っている発泡スチロールんの板状のものなども使えます。
まとめ
今回は、油絵の乾かし方、乾く時間、早く乾かす方法、
乾いていない油絵の具の運び方などについて話して行きました。
何か参考になることがあったのであれば、幸いです。
他にも油絵に関する情報や描き方など描いていますので、
良かったら観てみてくださいね。
また、別の記事で。
作品展が間近に迫っていたため、焦ってました。情報ありがとうございました♪
お役に立てて、良かったです(^^