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油絵で景色、風景画を描く時の基本を初心者向けに解説!

 

皆さん、こんにちは!

絵描きのふじゆうです。

 

私は油絵で風景画を描くことが多いです。

風景画って難しく思われがちですが、

そんなに難しくないと思っています。

 

基本的なことを知っていれば、

後はそれに沿って描いていくだけみたいなところがあります。

 

ですが何となく描くだけでは、

いくら描いても上達しないですし、良い絵になりづらいです。

 

と言うことで、

風景画を描く上で抑えておくべき基本

を解説していきたいと思います!

 

では、やっていきましょー

 

 

油絵の風景画の基本➊ 光、ライティングの基本を押さえておく

油絵の風景画と言うか、絵なら何でも当てはまることなのですが、

物は光によって照らされて見えています。

光なしには何も描けません。

当たり前ですが、ここは抑えて置いたほうが良いです。

色を塗ると言うことは、光を描くことのようなもです。

 

まずは、最低限の光の原則を知っておく必要があります。

おおよそ光の種類は以下の3つがあります。

・メインの光(太陽光)

・反射光

・環境光

 

この3つのを抑えていれば、大概のものは描けます。

と言うかこの3つだけ抑えておけば十分なほどです。

基本中の基本ですが、非常に重要です。

 

詳しく知りたい方は下から👇

油絵の描き方を学ぶ上で欠かせない光の知識

 

 

 

油絵の風景画の基本➋ 描き始める前に、構図は先に練っておく

 

風景画は構図が超重要!

風景画を描く場合、構図がとても大事です。

いきなり描き始めてしまうのは、良くないです。

 

写真などを撮ったものを参考に描いていく場合は、

トリミングしベストな構図を決めてから描き始めましょう。

構図で絵の7割ぐらい絵の好し悪しが決まると思います。

 

 

風景の中に余計なものがる場合は省く

また、余計なものがある場合は除いたり、

位置を意図的にずらしてあげることも必要です。

絵は写真ではないので、嘘をついて、

より効果的に見せた方が良いでしょう。

 

👇関連記事

【油絵】風景画や静物画の構図の種類・取り方14選!

 

 

 

油絵の風景画の基本➌ 画面の奥行きを3つに分けて描き分ける。

 

風景を近景、中景、遠景に分ける。

風景画を描く場合は、空間の奥行きを3つに分けると良いです。

そうすることで、空間が表現しやすいですし、

描き分けることで、頭の中を整理して描くことができます。

風景画の場合は、3つに分類します。

近景中景遠景の3つです。

 

風景画の近景

近景は、最も近い位置にあるので、

木の葉やモノの質感など細かいディテールが観えます。

他の部分に比べて濃ゆい色を使用して、明暗のコントラストを強く持ってきます。

 

風景画の中景

中景は、近景よりも薄い色を使うことで、遠近感を表現します。

 

風景画の遠景

遠景は、一番色幅は少なく、明暗のコントラストを低くします。

細部を描いていくというより、シルエットだけを描いたり、

大きな塊として捉えると良いでしょう。

 

 

油絵の風景画の基本❹ 透視図法(パース)をおさえておく。

パース

透視図法とは、線による遠近法のことです。

自然を描く場合はあまり関係ないのですが、

人工物の建物などを描く場合は必要になります。

建築の設計図みたいなものです。

 

透視図法には、次の3つの種類があります。

1点透視図法、2点透視図法、3点透視図法3つです。

風景画に必要なパース➊ 1点透視図法

消失点が1つだけの透視図法です。

 

風景画に必要なパース➋ 2点透視図法

消失点が2つの透視図法です。

 

風景画に必要なパース➌ 3点透視図法

消失点が3つの透視図法です。

 

ちょっと固っ苦しいので、「そんなの面倒くさいよー」

と思うかもしれませんが、ざっくり概要だけでも抑えておいた方が良いです。

 

写真などを元に描きていく場合は、

写真にこの線の補助線として入れると良いです。

描いていく際にも、パースの狂いが少なくできます。

 

油絵で空想画を描く時にもパースは役立つ

また、パースを元に空想の絵を描くこともできますし、

絵の中に空間を意識させやすくすることもできます。

また、絵を見る人にも目の錯覚で遠近感があるように見せることができます。

 

👇透視図法は、別の記事で紹介しています。

油絵で風景画や背景に欠かせないパース(透視図法)とは?簡単な描き方

 

 

 

油絵の風景画の基本❺ 俯瞰(フカン)とアオリを意識する

透視図法を学ぶとセットでよく出てくる言葉です。

フカンとは、見下ろしてみることで、

アオリとは、下から見上げることです。

 

地平線より下の物はフカンになり、

地平線より下の物はアオリになります。

 

例えば、2つの立方体があるとしましょう。

この2つの立方体が地面と水平にある場合、

地平線より上の立方体は、底面が観えて、

地平線より下の立方体は、上面が観えます。

 

建物などを描く際は結構間違えやすいので、覚えておくと良いでしょう。

 

 

油絵の風景画の基本❻ 空気遠近法を頭の中に入れておく

空気遠近法は、遠くになるほど青白く霞ませる方法です。

日本の場合は、湿度が高いので遠景ほど白っぽくなります。

乾燥した地域だと遠景ほど青っぽくなります。

 

油絵の場合は、先に固有色で塗っておいて、

遠景ほどグレーズする方法もあります。

それぞれの色の描き分けをする必要がなく、

全体的な統一感が出しやすいのでおすすめです。

 

 

油絵の風景画の基本❼ 色彩遠近法を知っておく。

色彩遠近法とは、色によって前後関係を出す遠近法のことです。

例えば赤と青が隣同士にある場合は、赤の方が手前に観えます。

 

赤と青だけでなく、

暖色の赤系、黄系の色は、手前に迫り出してくるように見え、

寒色の青に近い色は奥に引っ込んで観えます。

 

風景画の場合は、手前の山を黄色系の暖色に、

奥の山を青系の寒色にすれば、

前後関係を色によってより明確にできます。

 

空気遠近法と少し似ていますが、ちょっと違います。

 

 

 

まとめ

と言うことで、

今回は風景画を描く際に抑えておくべき基本を紹介していきました。

 

風景画の場合は、デッサン力はそこまで必要ないと思っています。

その代わり、知識や構図、色彩で絵を良く見せれる部分が多いです。

 

つまり、デッサン力や才能がなくても、

基本的なことを押さえていれば、

いい感じの絵を描くのは難しくないと言うことです。

 

是非、基本を押さえて、いい風景画を描いてみてくださいね。

 

では、ふじゆうでした。

また、別の記事で。

 

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